著者等紹介
永田淳[ナガタジュン]
1973年滋賀県生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。歌誌「塔」編集委員。2009年歌集『1/125秒』(ふらんす堂)で第35回現代歌人集会賞受賞。「青磁社」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
81
☆5.0 1日1首、歌人の365日が歌われている。とても装本がお洒落です。2021/04/14
はち
5
永田淳さんの短歌日記。このシリーズは2007年東直子さんのを読んで以来(とりあえず発売中の五冊は揃っているのだが…)。2011年、といえば東日本大震災が発生した年だが、それに触れられた歌はほとんどない。それも11月になってから、一首のみ。また、母河野裕子さんの死の翌年でもあり(喪に服しているから、黒い装丁なのだろう)、それをテーマにした歌も多い。正直序盤はしんどかったが、五月の歌からはとても好き。毎日ホームページに掲載する歌を詠む、というのはとても大変だろう。2015/03/12
はち
4
ちょうど1年ぶりの再読。時々無性に読みたくなる。私は湖を持たないが、海ならあるなぁと読みながら考えていた。2016/03/14
浦和みかん
0
一言で言えば母の不在を詠った歌集なんだろうな。短歌日記なんだけどあまり日付が意識されておらず(あとがきを読んで、確かに序盤では日付意識があるようである)、むしろ植物とか湖沼の方へ目が向くのには京都という土地性を(作者情報を知っているからだが)思ったりする。2017/12/06
アキラ
0
そんなにうまいという感じはしなかった。以前に私的にみた、連作10首の方が格調高く、本人にあっている気がした。まあ生活の歌というのはこれはこれでありと思わせる。2018/08/20