内容説明
小学生のころから俳句をはじめ、90歳を超えてもなお現役の俳人でありつづける著者の自伝的エッセイ。上方の艶麗さと洒脱さを併せ持ち悠揚迫らざる著者は、俳句界における“最後の粋人”である。
目次
散文(句作り千夜一夜;心に写る風景―十二ヶ月)
講演(俳句の中のこころ;むづかしい慶弔俳句)
著者等紹介
後藤比奈夫[ゴトウヒナオ]
本名日奈夫(ひなお)大正6年大阪生まれ。神戸一中・旧制一高を経て昭和16年阪大理学部物理学科卒。昭和27年父夜半につき俳句入門、「ホトトギス」「玉藻」にも学ぶ。同29年より「諷詠」編集兼発行人。同36年「ホトトギス」同人。同51年父の没後「諷詠」主宰。昭和62年より俳人協会副会長。現在、同顧問、日本伝統俳句協会顧問、大阪俳人クラブ顧問。兵庫県俳句協会顧問、大阪俳句史研究会顧問、虚子記念文学館理事、「玉藻」同人会名誉顧問など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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