著者等紹介
大木あまり[オオキアマリ]
1941年6月1日東京目白に生まれる。1965年武蔵野美術大学洋画科卒業。1971年「河」入会。角川源義先生の指導を受く。2008年「星の木」同人となる。第五句集『星涼』で第62回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pirokichi
12
既刊句集より自選ベスト100句に解説をつけた入門書。何度も読んでいるのにいつも新鮮。読むたびに付箋が増えて付箋だらけ。本を開くと右頁に一句が置かれ左頁に句の邪魔にならない解説がある。今回付箋をつけたのは〈さくら咲く氷のひかり引き継ぎて〉〈西行の耳は魔形や桜東風〉〈木の揺れが魚に移れり半夏生〉〈太陽や竹林といふ夏の檻〉〈蝶よりもしづかに針を使ひをり〉〈冬草や夢みるために世を去らむ〉など。いつも好きなのは〈イエスよりマリアは若し草の絮〉〈寒月下あにいもうとのやうに寝て〉などたくさん。装丁を含め本もとても素敵。2021/06/05
みみこ
1
型はあくまで味方であり、支えであること。身近なものを画面いっぱいに詠めるか。伸びていこうとする自分というものを、信じられる気がした。2021/10/25




