百句他解シリーズ<br> 後藤比奈夫×中原道夫―比奈夫百句を読む。

百句他解シリーズ
後藤比奈夫×中原道夫―比奈夫百句を読む。

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  • サイズ A5判/ページ数 187p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784781403526
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0095

目次

手にはがき翳し来る娘に街薄暑
括られて咲くものばかり冬の庭
滝の上に空の蒼さの蒐り来
矢の如くビヤガーデンへ昇降機
蝶現れて芝生の広さ変りけり
空間に端居時間に端居かな
霜囲しありし故に覗かるる
白紙に置きて土筆のこぼすもの
吾のせし夜業機械のせし夜業
青みかん青の領域黄の領域〔ほか〕

著者等紹介

後藤比奈夫[ゴトウヒナオ]
本名、日奈夫(ひなお)大正6年大阪生まれ。神戸一中・一高を経て昭和16年阪大理学部物理学科卒。昭和27年夜半につき俳句入門、「ホトトギス」「玉藻」にも学ぶ。同29年より「諷詠」主宰。昭和62年より俳人協会副会長。現在、同顧問、日本伝統俳句協会顧問、大阪俳人クラブ顧問、兵庫県俳句協会顧問など。日本文芸家協会会員。句集『初心』『金泥』ほか。兵庫県文化賞、神戸市文化賞、大阪府文化芸術功労者彰。地域文化功労者文部大臣表彰、第2回俳句四季大賞受賞

中原道夫[ナカハラミチオ]
1951年新潟県西蒲原郡岩室村に生まれる。74年多摩美術大学卒業。82年「沖」へ投句を始める。84年第11回「沖」新人賞受賞、同人となる。90年第1句集『蕩兒』(富士見書房)により第13回俳人協会新人賞受賞。94年第2句集『顱頂』(角川書店)により第33回俳人協会賞受賞。98年10月より銀化を主宰。現在、「新潟日報」俳句欄選者、「BS俳句王国」選者。日本文芸家協会会員、俳人協会幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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