ウェザー・オブ・ザ・フューチャー―気候変動は世界をどう変えるか

カレン，ハイディ【著】〈Ｃｕｌｌｅｎ，Ｈｅｉｄｉ〉/熊谷 玲美【訳】/大河内 直彦【解説】

シーエムシー出版（2011/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 377,／高さ 19cm
• 商品コード 9784781303376
• NDC分類 451.8
• Cコード C0040

目次

はじめに　未来の天気
第１部　気象と気候（気候と気象をつなぐもの；過去の気候変動；予測の科学；異常気象の「現場検証」と四〇年予報）
第２部　未来の天気（アフリカ・サヘル地域；オーストラリア・グレートバリアリーフ；カリフォルニア州セントラルバレー；北極圏１：カナダ、イヌイット・ヌナート；北極圏２：グリーンランド；バングラデシュ・ダッカ；ニューヨーク州ニューヨーク市）
エピローグ　一兆トンの二酸化炭素

著者等紹介

カレン，ハイディ［カレン，ハイディ］［Ｃｕｌｌｅｎ，Ｈｅｉｄｉ］
クライメート・セントラル広報部門の責任者兼ＣＥＯ。非営利の報道・調査機関であるクライメート・セントラルでは、気候変動についてのニュースを報道機関に提供している。クライメート・セントラルに参加する前は、ウェザー・チャンネルの最初の気候専門家として出演し、気候変動と環境関連の問題をとりあげ、そのほか多くのテレビ番組に出演、制作に関わった。現在は、米国地球物理学連合や米国気象学会に所属し、プリンストン大学での客員講師、「Ｗｅａｔｈｅｒ，Ｃｌｉｍａｔｅ，ａｎｄ　Ｓｏｃｉｅｔｙ」誌の編集を務める

熊谷玲美［クマガイレミ］
翻訳家・ライター。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了

大河内直彦［オオコウチナオヒコ］
独立行政法人海洋研究開発機構海洋・極限環境生物圏領域プログラムディレクター。専門は生物地球化学で、生物が作り出すさまざまな有機化合物を用いた地球環境の解明法の開発、およびその応用について研究している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[メルセ・ひすい]

15-82★5　必読書　北半球！平均気温100年で0.8℃上昇｡二酸化炭素等の徐々なる上昇！21世紀現在　有史以来40％上昇した｡400ｍｇ/ℓの大台に刻々と接近！南極､グリーンランドの氷塊が溶解を続けている｡海面上昇は南の諸島･０ｍの居住者水没！数億人が暮らしている｡気候変動によって、世界の具体的な地域が、現在から２０５０年まで、どのような変化に直面するのかを紹介。すでに予定された近未来の気候変動を描くことで、行動に移すべき時ということを“体感”させてくれる本。 解説：大河内直彦

2011/11/09

[いくっち＠読書リハビリ中]

温室効果ガスの影響を考えることは大事なことだが、一個人としては力が足らなすぎる。だからといって何も知らないよりは知っている方が断然よい。北極圏は、驚くことに極地の氷床が解けることにより、利権争いも生まれるということだ。地下資源を開拓することでメタンが地上に噴出し、温暖化がさらに進む。どうにもならないくらい落ち込む40年予測がてんこ盛りだが、これをきっかけに地球の存在定義を考えていければいいと思う。

2011/11/20