内容説明
有機材料と高分子材料は分子量の大小によって区分されるとも考えられるので両者を切り離すことは困難であり、光機能性有機・高分子材料の領域は基礎、応用ともに広大であり茫洋たる感もある。本書では、材料科学的な新しい試みを中心として取り上げた。
目次
総論―光機能性高分子材料の新たな潮流
第1編 光機能物質(オリゴシラン、ポリシランの光物性;金属ポルフィリン錯体の光触媒機能と応用展開 ほか)
第2編 薄膜の光機能(フォトクロミック結晶膜による超撥水性の光制御;スピロピランポリマー系の光可逆制御とその応用 ほか)
第3編 結晶の光機能(有機・高分子フォトニック結晶の作製とレーザーデバイスへの展開;(チオフェン/フェニレン)コオリゴマー材料の結晶成長と光・電子デバイス応用 ほか)
第4編 光反応と機能(UV硬化における新しい素材とその特性;リサイクル対応光架橋ポリマー ほか)
第5編 分子配向と機能(フォトクロミック液晶高分子を利用した書き換え型ブラッグホログラム;光配向性ポリイミド薄膜とその応用 ほか)
著者等紹介
市村國宏[イチムラクニヒロ]
東邦大学理学部先進フォトポリマー研究部門特任教授、東京工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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