内容説明
歯科医師にとってもっとも重要と考えられる重症偶発症に対する救命処置から始まり、歯科医院で遭遇する可能性の高い偶発症やその予防法について解説。歯科医師にはちょっと抵抗があるような心電図などを含む循環や呼吸の生理についても平易に説明がされている。切り取って使えるAEDを用いた心肺蘇生法ポスター付き。
目次
1 歯科医院で行う救命救急処置(救命救急処置ガイドライン;心肺蘇生法(CPR) ほか)
2 全身的偶発症の対処法(歯科医院で起こる全身的偶発症;異物の誤飲・誤嚥 ほか)
3 全身疾患をもつ患者の歯科治療(循環器疾患;呼吸器疾患 ほか)
4 安全な歯科治療のために必要な準備(歯科治療前の全身状態の評価―適切な問診と問診票;歯科治療前にするべき検査のポイント ほか)
5 知っておきたい基礎知識(ショックという病態;ショックを理解するために必要な生理学 ほか)
著者等紹介
横山武志[ヨコヤマタケシ]
1986年東京大学医学部(保健学科)卒。1990年大阪大学歯学部卒。1994年東京大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。2004年高知大学医学部麻酔科学講座助教授。2008年高知大学医学部附属病院麻酔科科長代行。2009年九州大学大学院歯学研究院歯科麻酔学分野教授
怡土信一[イトシンイチ]
1989年九州大学歯学部卒。1993年九州大学大学院歯学臨床系修了(歯学博士)。1999年九州大学歯学部歯科麻酔学講座助手。2007年九州大学大学院歯学研究院歯科麻酔学分野助教。2010年九州大学病院歯科麻酔科診療講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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