出版社内容情報
経口摂取が困難な患者が「口から食べる」ことをかなえるための具体的な取り組み方を,実践に基づき,豊富なビジュアルで解説.
「口から食べる」をかなえるために,急性期の段階からどのようにアプローチしていくかについて,事例を示しながら援助の必要性と,的確な技術,そしてその根拠を豊富なビジュアルで具体的に解説する.摂食・嚥下障害ケアの決定版.
内容説明
急性期からの摂食・嚥下障害へのアプローチ(口腔ケアや基礎訓練、姿勢調整、多職種との連携など)の実際を、一つひとつの必要性を意味づけしながら、具体的に紹介。各事例で示した摂食・嚥下障害の各訓練やケアなどについて、基本的な方法や考え方を示す。「口から食べる」に必要な技術やマネジメントを、根拠につなげて考えることができるよう、豊富なビジュアルを用いて解説。
目次
総論 食べることの意義と全身活動との関係(人間として口から食べることの意義;口から食べることと全身活動との調和;食べることと脳機能との関係)
1 事例で身につける摂食・嚥下障害へのアプローチ(胃瘻造設を宣告された誤嚥性肺炎の高齢患者;90歳の重症肺炎患者;窒息から呼吸不全をきたした統合失調症患者 ほか)
2 摂食・嚥下障害ケアの実践に必要な基本知識と援助技術(摂食・嚥下メカニズムの理解;摂食・嚥下障害の原因・症状・合併症・悪化誘因;摂食・嚥下機能評価 ほか)
著者等紹介
小山珠美[コヤマタマミ]
東名厚木病院摂食嚥下療法部課長。看護師、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士。1978年、国立病院機構熊本医療センター付属看護学校卒業。1986年、神奈川県立保健福祉大学実践教育センター教員養成課程看護教員コース卒業。2005年、放送大学大学院文化科学研究科環境システム科学群卒業(学術修士)。1978年、神奈川県総合リハビリテーション事業団神奈川リハビリテーション病院看護師。1987年、同事業団厚木看護専門学校看護第一学科専任教員
芳村直美[ヨシムラナオミ]
東名厚木病院摂食嚥下療法部主任。看護師、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士。1990年、杏林大学医学部付属看護専門学校卒業。2007年、明星大学人文学部心理教育学科卒業(教育学学士取得)。2010年、神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学研究科保健福祉学専攻修士課程修了(看護学修士取得)。1990年、杏林大学医学部付属病院入職。1998年、東京南看護専門学校専任教員。2009年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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