出版社内容情報
岩手県の沿岸部にある越喜来(おきらい)地区の海の側に建てられた、遊び心あふれる震災資料館「潮目」についての写真集。
本書は、岩手県の沿岸部にある越喜来(おきらい)地区の海の側に建てられた、遊び心あふれる震災資料館「潮目」についての写真集です。
東日本大震災で大きな被害を受けた越喜来地区に住む片山和一良氏が、津波で流された家のガレキを使って建てた手作りの震災資料館「潮目」。度重なる増設により成長を続ける「潮目」の建築物としての魅力と、片山和一良氏の行動力に惹かれ、県外からも人が集まり、大きなうねりとなっていく過程を一冊にまとめました。
これまで「潮目」に関わってきた人々が撮影した写真を、編者である写真家の中村紋子がセレクトし、自ら撮影した写真と合わせて構成をしています。
巻末には「潮目」周辺の観光マップも収録。ぜひこの本を持って、越喜来を訪れてみてください。
【著者紹介】
片山 和一良
1951年岩手県生まれ。有限会社片山建設社長。南区公民館区長。浦・泊まちづくり委員会代表。県立盛岡工業高校時に、オール岩手選抜の一員で、背番号3のフォワードとして、長崎国体ラグビー大会に出場し3位の実績を持つ。好きな音楽はド演歌。
内容説明
岩手県南部の沿岸沿いにある越喜来地区。東日本大震災の大津波により大きな被害を受けたその土地の海のそばに、ガレキを使って建てられた手作りの震災資料館がある。今も増改築を続けるその建物と一人の男にまつわる物語。
目次
2011.3.11 その日―津波が町を押し流していった
2011.5「未来の越喜来」展―子供達に教えてもらったこと
2011.6.21 ガソリンスタンドからの移転―まさかの雨に涙した日
2011.7.9「仲良し広場」オープン―前を向いて、笑顔を取り戻すために
2011.8.18 ゲートボール場を作った―お年寄りだって遊びたい
2012.1.7 二度目の移転―嬉しい誤算
2012.5 震災資料館を構想―大切なのは遊び心だ
2012.7.1「潮目」開館―カラクリ屋敷と津波の資料
2012.10.14 奇跡の階段を移設―妹の熱意に圧倒
2013.6.1 校門もピアノも集まってきた―とりあえずでも残さなくてはいけない
2013.6.5 ハンコとバッジを製作―ないよりは、あったほうがいい
2014.1.4 滑り台を作る―楽しさの裏にある作戦
2014.1.5 漁船のブランコも作る―船と丸太があったから〔ほか〕
著者等紹介
片山和一良[カタヤマワイチリョウ]
1951年岩手県生まれ。有限会社片山建設社長。南区公民館区長。浦・泊まちづくり委員会代表。県立盛岡工業高校時に、オール岩手選抜の一員で、背番号3のフォワードとして、長崎国体ラグビー大会に出場し3位の実績を持つ
中村紋子[ナカムラアヤコ]
1979年埼玉県生まれ。芸術家。写真と絵をメインに作品を制作し国内外で発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。