出版社内容情報
筑摩書房元取締役営業局長の名物コラム
●出版業界のインフラ整備に尽力した、故・田中達治氏が軽妙につづる「出版流通思想」
●筑摩書房の書店向け「蔵前新刊どすこい・営業部通信」に1999年~2007年まで掲載されたコラムを収録
●書店、取次、出版社……出版流通に携わるすべての人のテキストに
●「版元ドットコム」の若手出版人有志による詳細な脚注、索引付
▼1999年8月共有書店マスタが出発……012
▼1999年9月自動発注考……014
▼1999年10月筑摩書房のホームページプロジェクト進行中……017
▼1999年11月不安が蔓延する出版業界の存在意味……019
▼1999年12月古書が紛れて返品されたら……022
▼2000年1月自動発注考PART2……024
▼2000年2月取次・柳原書店の倒産……026
▼2000年3月またまた倒産……028
▼2000年4月決算を前にして……030
▼2000年5月ホームページがオープンです……032
▼2000年6月東京国際ブックフェア2000……034
▼2000年7月筑摩書房書店向けサイト……035
▼2000年8月配本パターン制作中……037
▼2000年9月物流はスムーズに作動して当たり前……038
▼2000年10月筑摩書房の文庫の見直し……040
▼2000年11月本の価格表示……042
▼2000年12月新刊配本直後のオンライン受発注……044
▼2001年1月金持ち父さん 貧乏父さん』ブレイク……045
▼2001年2月人文書を売ること……047
▼2001年3月新刊の自動発注をしてはいけない……050
▼2001年4月新刊配本パターンを更新……051
▼2001年5月オンライン書店ベスト10入りで勉強……053
▼2001年6月返品率、夢の20%は無理か……055
▼2001年7月ドジョウ本の意味はなんだ?……057
▼2001年8月猛暑の中で書店からの電話……058
▼2001年9月『白い犬とワルツを』の仕掛け……060
▼2001年10月9・11テロと関連本……062
▼2001年11月全集の謝恩価格本フェア……063
▼2001年12月謝恩価格本に貼るシール……065
▼2002年1月鈴木書店が倒産した……067
▼2002年2月不景気なご時世でも仕掛けること……069
▼2002年3月いよいよ参加、共同受注サイトBON……071
▼2002年4月来期の課題はベストセラーではない……073
▼2002年5月GW前後はとびきりせわしない……075
▼2002年6月変化のスピードがただ事ではないのだ……076
▼2002年7月死のロード、検定教科書促進……078
▼2002年8月強烈な教師の対応で変身するのだ……080
▼2002年9月謝恩価格全集セールは完全買い切り……081
▼2002年10月脱線、新札切替え……083
▼2002年11月ヤケクソで「発作性群発頭痛」について……085
▼2002年12月『ハリー・ポッター4』の買い切り……087
▼2003年1月筑摩が買い切りだったころ……088
▼2003年2月文庫と新書に力を入れた……090
▼2003年3月ロングセラーを支えるのは出版社の技……092
▼2003年4月筑摩書房はフツーなんである……094
▼2003年5月役に立つ物流講座「逆送」編……095
▼2003年6月役に立つ物流講座「逆送」編2……097
▼2003年7月役に立つ物流講座「返品処理」編1……099
▼2003年8月役に立つ物流講座「返品処理」編2……101
▼2003年9月役に立つ物流講座「返品処理」編3……103
▼2003年10月役に立つ物流講座「受注」編……104
▼2003年11月役に立つ物流講座……106
▼2003年12月役に立つ物流講座は今回でおしまい……109
▼2004年1月「売れる」コトだけが書店人の喜びではない……110
▼2004年2月BON参加のスタートラインに立った……112
▼2004年3月ISBNはユニークコードのはずだったのに……114
▼2004年4月出版業界商品マスタを構想する……116
▼2004年5月40年目の最終回配本……118
▼2004年6月教科書出張で救われること……120
▼2004年7月新人営業の恐ろしい告白……122
▼2004年8月方向音痴のつわものたち……124
▼2004年9月新入社員たちをよろしく……125
▼2004年10月新書10周年とプリマー新書の創刊……127
▼2004年11月「書店員本音炸裂ぶっちぎり匿名座談会」……129
▼2004年12月出版営業はこの10年で変わったのだ……131
▼2005年1月80年代営業日誌1……133
▼2005年2月80年代営業日誌2……135
▼2005年3月80年代営業日誌3……137
▼2005年4月80年代営業日誌4……139
▼2005年5月80年代営業日誌5……141
▼2005年6月80年代営業日誌6……143
▼2005年7月出版物流講座Part2-1……145
▼2005年8月出版物流講座Part2-2……147
▼2005年9月出版物流講座Part2-3……149
▼2005年10月出版物流講座Part2-4……151
▼2005年11月出版物流講座Part2-5……153
▼2005年12月共有書店マスタユーザー会関係者に感謝……155
▼2006年1月版元ドットコム日誌が呼んだ災い……157
▼2006年2月「品切れ」をめぐる営業センス……159
▼2006年3月やっぱり出版社の本質はメディア産業でしょ……160
▼2006年4月「良心・志」で情緒的粉飾する幼稚さ……162
▼2006年5月「良書」信奉者は営業・物流を理解しているか……164
▼2006年6月富と利便性がいつも豊かにするわけじゃない……166
▼2006年7月国語だけ、高校だけ、上級向けの教科書の販促……168
▼2006年8月自分の頭で考えるって難しいな……170
▼2006年9月SAが加速して書店がよくなったとは思えない……172
▼2006年10月「言葉使いをあれこれ言われたくない」?……174
▼2006年11月インフラ整備がもたらしたもの……176
▼2006年12月新書はどこまで膨張するか……178
▼2007年1月書店専用の「WEBどすこい」だぁ!……180
▼2007年2月メディアとしての「出版業界」……182
解説および友人としての言葉 菊池明郎
注索引
プロフィール
内容説明
機能している倉庫はキリリと美しい。本の物流と営業のシステム化に心血を注いだ営業担当者のストレート・トーク。
目次
1999年8月 共有書店マスタが出発
1999年9月 自動発注考
1999年10月 筑摩書房のホームページプロジェクト進行中
1999年11月 不安が蔓延する出版業界の存在意味
1999年12月 古書が紛れて返品されたら
2000年1月 自動発注考Part2
2000年2月 取次・柳原書店の倒産
2000年3月 またまた倒産
2000年4月 決算を前にして
2000年5月 ホームページがオープンです〔ほか〕
著者等紹介
田中達治[タナカタツジ]
1950年7月23日千葉県銚子市で生まれる。1976年3月法政大学文学部英文科を卒業。同年筑摩書房に入社。管理部(倉庫部門)に配属。1978年同社倒産劇を倉庫(管理部)で迎える。1980年12月営業部へ異動。千葉、埼玉、北関東の書店営業を担当。1988年課長に昇進。1993年4月営業部次長に昇進。1999年6月営業部長に昇進。「営業部通信」を菊池営業部長から代わり執筆開始。2000年6月取締役営業部長に就任。2001年10月「筑摩書房全集謝恩セール」(再販弾力運用)を実施し盛況に終わる(2002年も実施)。2004年10月組織改編で取締役営業局長就任。2007年7月病気療養に専念するため取締役を退任し顧問に就任。また、長年にわたり業界インフラ整備にかかわる。2007年11月23日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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