内容説明
漱石、ビートルズ、浜崎あゆみ、長渕剛らの創造活動に、「愛(個体)とビジネス(私人)の相克」を読み取り、転換期の人間を予告する新しい世界史論。
目次
第1章 坊っちゃんの世界史像
第2章 一人称主人公視点
第3章 ビートルズ革命の世界史的意味―レノンとマッカートニーの言葉と行動
第4章 大城立裕の二人称「おまえ」
第5章 君は君のままで―浜崎あゆみのはやり歌
第6章 おじさんの歌
第7章 竹内好と丸山眞男
第8章 都市は笑う
第9章 寺島実郎の議員削減論に異議あり
第10章 小説の未来
第11章 現代の個人
第12章 漱石における賃労働の問題
第13章 自己本位と則天去私
第14章 ぼくの思想史の方法―構造・コンテクスト・テクスト