山本周五郎 ユーモア小説集

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山本周五郎 ユーモア小説集

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784780722352
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

周五郎のユーモア小説は単純ではない。ほんとうの自分ではないことに気づいて堪忍袋の緒を切る「評釈堪忍記」には、占領下日本の悲哀が隠され、口舌で藩の権力争いを収める「おしゃべり物語」は、秘事・陰謀が欲望まみれなことを語りかける。城内のあらゆる出来事を自分がやったと名乗り出る「わたくしです物語」には、「責任」を顧みない「時代」への警鐘もある。おかしみはやさしい人間のもの。珠玉のユーモア七編を厳選。

著者等紹介

山本周五郎[ヤマモトシュウゴロウ]
1903・6・22‐1967・2・17。本名:清水三十六(しみずさとむ)。山梨県生まれ。小学校卒業後、質店の東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来する)。雑誌記者などを経て1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』「赤ひげ診療譚」『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kei.ma

19
読むと心に琴の残響が漂う山周さんの本。例えば「評釈堪忍記」は柄にもない辛抱を、と言っても極めて常識だが、それをかなぐり捨てた途端、つまり素の破天荒に戻ったら幸運が招来したなんて空恐ろしすぎて眉を顰めて笑ってしまう。「真説吝嗇記」は小さな町工場を定年で辞めた老人を思い出させる。一人暮らしのその男には道楽を教えたはずだったが、死の枕には使いきれないほどのお金があったことを。何か一つといわれると「よじょう」だろうか。運命や見栄に翻弄される様が怖すぎるくらい可笑しくて。2023/04/23

ひさか

17
新読物1947年12月号評釈堪忍記、1948年6月号真説吝嗇記、講談雑誌1948年10月号おしゃべり物語、1950年9月号ゆうれい貸屋、1952年3月週刊朝日増刊号よじょう、富士1952年4月号わたくしです物語、別冊文藝春秋1964年10月号ひとごろし、の7つのユーモア短編を2023年2月本の泉社から刊行。シリーズ4作目。書き言葉のところどころに時代を感じるが、滑稽なところは今の感覚と変わらないので笑ってしまう。ゆうれい貸屋は、落語のよう。巻末の新船海三郎さんの解説が面白く楽しい。2023/08/01

OHモリ

15
・山本周五郎さんは不思議な作家だと思う。、この短篇集も戦後の1950年-60年代作品なので自分が生まれる前後に書かれた小説だから、現代とは言葉も違うし文化もかなり違うし、自分の記憶の断片もない時代の話なのだけど、いやだからこそなのか、大人のおとぎ話のようで妙な味があって面白かった。 ブログ→https://plaza.rakuten.co.jp/drunk4374books/diary/202408250000/2024/08/18

剛腕伝説

13
キレッキレのユーモア満載の一冊。『よじょう』は昔、ぶらり新兵衛と言うドラマのサブストーリーでやっていた。山田吾一と大友柳太郎がドンピシャのはまり役で、楽しかった。妻などは『評釈堪忍記』を読んで、腹を抱えて笑ったいた。いやぁ、味のあるユーモア小説集だった。2024/11/04

なつみかん

9
そのユーモアは落語に近いかね。それと十分読んで判るのだけれど、ちょっとした言葉使いが現代とは違っていると感じるのです、それは今、現代の物語を半世紀過ぎれば同じく違って感じるのだろうねぇ〜、そんなことを〝ふと〟思う。2024/11/04

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