出版社内容情報
日本科学者会議が開催した「学問と学術体制のあり方を問うー学問の軍事利用を拒否するー」シンポジウムがベースとなっている。本書は、「学問と学術体制のあり方を問うー学問の軍事利用を拒否するー」と題して日本科学者会議が開催したシンポジウムがベースとなっている。
「自由」には必ず「責任」「モラル」がともなわなければならないのである。すなわち、「研究者のモラル」を問うことは、同時に「学問の自由」の意味を問うことであり、また、両社の関係を問うことなのだとわれわれは考える。(「はじめに」より抜粋)
日本科学者会議[ニホンカガクシャカイギ]
監修
広渡清吾[ヒロワタリセイゴ]
著・文・その他
益川敏英[マスカワトシヒデ]
著・文・その他
香山リカ[カヤマリカ]
著・文・その他
目次
1 はじめに
2 大学と軍事研究―科学者コミュニティの役割
3‐1 対談:科学者は社会といかに結び付くべきか
3‐2 対談を終えて
4 科学者の社会的責任についての考察
5 学術研究体制の危機―財界と官邸による「大学改革」の狙い
6 あとがきにかえて
巻末資料:「軍事研究」にかかわる日本学術会議の声明等