内容説明
ホー・チ・ミンとともにベトナム戦争を勝利に導いた天才的軍事指導者、ヴォー・グエン・ザップ。彼が生きたベトナム最後の王朝の時代から2000年代初頭は、封建から近代へ、戦争から平和へ、経済発展の、ベトナム近現代史そのものであった。
目次
1 故郷、青年時代(一九一一~一九四一年)(故郷;ベトナム最後の王朝―グエン(阮)朝 ほか)
2 忘れられない年月(一九四一~一九四六年)(帰国、革命拠点の建設;ベトナム解放軍宣伝隊の創設 ほか)
3 ディエンビエンフーへの道(一九四六~一九五四年)(フランスの再侵略;ベトミンの旧日本兵 ほか)
4 困難を克服し、勝利へ(一九五四~一九七五年)(副首相に選出される;ベトナム、日本に戦争賠償をもとめる ほか)
5 雪をいだいた火山(一九七五~二〇一三年)(解放後の南部訪問;海洋戦略 ほか)
特別寄稿 ザップ将軍の思い出(石川文洋)(報道カメラマン)
著者等紹介
菊池誠一[キクチセイイチ]
1954年、群馬県高崎市生まれ。学習院大学、同大学院修士課程修了、筑波大学大学院博士課程修了。ハノイ総合大学(現、ベトナム国家大学ハノイ校)留学(1992~1995年)。専門はベトナム考古学、博士(学術)。元昭和女子大学教授。東南アジア考古学会長、一般社団法人日本考古学協会理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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