語らなかった女たち―引揚者・七〇年の歩み

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  • サイズ B6判/ページ数 154p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784780716559
  • NDC分類 916
  • Cコード C0093

目次

中国の大豆畑で
繁栄を信じて
どうしてこんな逃走を
大虎山収容所で
多くの人の愛情に支えられて
コロ島港から博多へ
人々のつながりのなかで
ゆう子、東京へ
ルポルタージュ「引揚港・博多湾」
李蘭英さん
中国を旅する
語れなかったこと
金曙先生からの手紙
『ガイサンシーとその姉妹たち』を読む
わたしの赤ちゃん

著者等紹介

鈴木政子[スズキマサコ]
1934年福島県喜多方市生まれ。実践女子大学国文学科卒業。編集者、会社員(舎監)、教員、自営業(書店)を経て、文章づくり、自分史づくりの講師をつとめる。著書に『舎監せんせい』(出版フォーラム優秀賞)、『わたしの赤ちゃん』(北九州市自分史文学賞大賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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そら。

3
終戦の日のNEWS23で放送され知った本書。 悲劇を戦後何十年もずっと語らなかった、語ることが出来なかった女性たち。 戦争の加害と被害に胸が痛む。 著者がお姉さんと慕ったゆう子さん(仮名)は満州からの引揚女性のために国が極秘裏に建設した二日市保養所で中絶手術を受けさせられた。 戦後、多くの女性が満州の収容所でソ連兵に集団レイプされた上に望まぬ妊娠をしてしまうがゆう子さんは目覚める母性と中絶の狭間で悩み深く悲しむ。 この残虐な一連の記録はほとんど残されていない。2018/08/24

kmzwrs5781

1
知らせようと思わなければ知ることのない真実を教えてくださりありがとうございます。平和ぼけの今の私たちに現実の愚かさというものを突きつけられました。隠し通せる真実なんてないのですね。2020/04/05

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