目次
精神科Drの窓 いまの時代を生きる子どもと養護教諭(「自分がここにいる」と思えない子どもたちを知っていますか;ネットやスマホのこと知ったかぶりしないで話すことができますか;事故・災害時の子どもの心のケア―ストレス反応 それはあたりまえの反応;東日本大震災から五年―「人を支える仕事」疲れるのは当然 のめり込みすぎていないか、からだからのサインと思うことも大事;差別を受けた子どもに「あなたは少しも悪くない。悪いのは差別をする側だ」と徹底的に守ってあげてほしい;相模原市障害者施設における事件から考える―学校現場で「差別はいけない」という人権教育が徹底することを祈りたい;沖縄高江集落での体験―高江で何がおきているか―機動隊が殴り込みの医市民排除)
講演より(「いまどきの子どもと親の心―精神科医の視点から」第四六回全国養護教諭サークル協議会研究集会;「思春期の子どもと向き合う」新宿区委託事業OJDサポートセンター主催)
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
精神科医・立教大学現代心理学部教授。1960年北海道生まれ。東京医科大学卒業。豊富な臨床経験を生かして、現代人の心の問題を中心に、さまざまなメディアで発信を続けている。専門は、精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Takao
3
2017年8月9日発行(初版)。10月13日に「かながわくピースフェスタ2017」の講演をお願いした際に購入、サインもいただいた。全国養護教諭サークル協議会『保健室』に連載された文章と、講演「いまどきの子どもと親の心〜精神科医の視点から〜」2016/8/6、「思春期の子どもと向き合う」2017/2/11を収録。学校現場で、問題を抱えた子どもたちとの最前線にいる養護教諭に温かいメッセージを発信している。自分自身の人生を充実させることの大切さ、「子どもたちとのほどよい距離感が必要」との指摘には共感を持った。2017/10/22