出版社内容情報
少年事件に見る思春期の発達困難/子どもの育ちを支える少年司法の仕組みと専門職の仕事など
一章 少年事件に見る思春期の発達困難
二章 子どもの育ちを支える少年司法の仕組みと専門職の仕事
三章 当事者による非行克服過程の発信とその課題
四章 少年司法の行方と展望
終章 「悪さ」・「つまずき」・「失敗」を「育ちの栄養素」に変える「子ども文化」と「甦育」の視点
寄稿 失敗する権利・やり直す権利・立ち直る権利 ―「子どもと司法」と“健全育成" (増山均)
竹原幸太[タケハラ コウタ]
竹原幸太
イラスト:Okiko、寄稿:増山均
目次
1章 少年事件に見る思春期の発達困難(「残虐さ」の裏にある育ちの「未熟さ」;「自分づくり」のもがきと歪み;少年非行の増加・凶悪化は本当か?―統計データに見る「非行の実態」)
2章 子どもの育ちを支える少年司法の仕組みと専門職の仕事(少年法今昔物語―少年法の歩み;子どもの「悪さ」をどのように見るか?―非行・いじめ問題対応に追われる学校;家裁調査官に学ぶ非行克服の視点;少年院・児童自立支援施設の「育て直し」―「矯正教育」と「共生教育」;地域社会での経過観察を担う保護観察所)
3章 当事者による非行克服過程の発信とその課題(「非行」と向き合う親たちの会と「新しいコミュニテイ」;少年院出院者によるピアサポート活動―セカンドチャンスが社会へ投げかけるもの;元少年A著『絶歌』をどう見るか?―当事者の少年事件の公開をめぐって)
4章 少年司法の行方と展望(国連子どもの権利条約と少年法「改正」問題;国際的に注目される修復的司法―被害者と加害者との対話;学校の「修復的実践」を通じて修復的司法を理解する)
終章 「悪さ」・「つまずき」・「失敗」を「育ちの栄養素」に変える「子ども文化」と「甦育」の視点(多様な視点から解明される子どもの「悪さ」;「悪さ」対策の「健全育成」ではなく「野性味あふれる子ども文化」の復権へ;「つまずき」や「失敗」を「育ちの栄養素」に変える営みとなる「甦育」)
寄稿 失敗する権利・やり直す権利・立ち直る権利―「子どもと司法」と“健全育成”
著者等紹介
竹原幸太[タケハラコウタ]
1980年生まれ。宮城県仙台市出身。現在、東北公益文科大学教授。博士(文学)。日本子どもを守る会『子ども白書』編集委員(司法)。教育学の観点から青少年問題・子ども文化を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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