内容説明
なぜ効かない薬がnで効く薬に変わるのか、nの秘密とは。誰も知らない薬の裏側、白い巨塔を鋭く裁く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ren5000
25
この本の表紙に書いてあるように医療ミステリーだけども病院で出されるお薬をめぐるお話でした。話の着目点など一般人が知らない薀蓄話が散りばめられてそっちに興味はそそられるけど、文章自体は読みやすいんだけどあまりに淡々ととしてページをめくる手が止まらないとはならなかったのが惜しい。しかし病院もそれに関わる人や企業も結局のところお金儲けのためにやってるんだよな。。。2017/12/09
小春日和
2
久々にオリジナリティのある社会派ミステリーに巡り合えた。銀杏のエキスなどほかのミステリーなら数冊は書けるネタをほしげもなく使っている。主犯格の一人の加害者の心情を同業他社の人間を使うなどうまく描いている。無名の作家さんだけど一気に読める読みやすさ、統計と医薬品をわかりやすく書き上げ、医師・製薬会社社員の中まで飛び込んでいる。まだ未解決のディオパン事件を頭に浮かべさせられた。今年一番のミステリー。2015/11/18
Kimu2
2
n(エヌ)…医療関係者の方ならピンとくるかもしれませんね。”薬の効果”をめぐっておこる事件のお話です。読んでいて思ったのは”医学・医療の発展・実践にはお金がかかる”ということです。当たり前といわれれば、その通りなんですが…これからの医学・医療はどうなっていくのでしょうね…2015/11/17
tibipuu
0
MRの仕事や薬を取り巻く裏側の話を知ることが出来て、興味深く読めました。面白かったです。2021/03/29