目次
特集 発信する子ども・若者たち―出会いで子どもが変わる(難民高校生たちを社会とつなぐ;不登校の子どもの権利宣言 ほか)
ことしの子ども最前線(子どもの権利条約の子ども観―ジェネラルコメントに注目して;障害のある子どもの支援―保育・療育・放課後活動と制度 ほか)
東日本大震災後を生きる子どもたち(被災地の子どもからの発信;震災後の子どもの生活と課題 ほか)
子どもをめぐるこの1年(子どものいのちと健康;子どもと医療 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
7
今年で創刊50巻記念号となる本著は、特集テーマを「発信する子ども・若者たち―出会いで子どもが変わる―」として、多くの子どもや若者の平和や貧困、不登校などの取り組みを当事者自らに執筆してもらっています。当事者である子ども・若者の声に依拠することの重要性がわかると思います。最前線では、子どもの権利条約批准から20周年でみえてくることや、障害児の子ども支援、子育ての市場化・営利化、安倍「教育改革」の問題など、子どもを取り巻く問題を鋭く問う論文がならんでいます。各領域も充実しており、学ぶべき論考が多かったです。2014/08/11