内容説明
平賀源内にとっては気まぐれな寄り道だったのか。だがそのために多大な迷惑を蒙った武州山間の村があった。そこで生まれ、成人した村娘 津留は、奇しき源内櫛に導かれて、過去の源内の実像に迫ろうとする。源内がじつの父に違いないと知人から示唆された津留は、愛憎の念交錯するなか、いつしか源内の悪評を雪ぐため奔走する羽目に。江戸のジェンダー物語。
著者等紹介
秋山圭[アキヤマケイ]
東京生まれ。青山学院英文科卒。商社勤めののち、東京都公立小学校勤務。三多摩女性史研究会所属。『わが心の吾亦紅』『丘に鳴る風』(埼玉文芸賞准賞を受賞)、『銅版天狗』(新風社出版賞奨励賞受賞)、『いとしきもの すこやかに生まれよ―日本初の帝王切開物語』(第九回歴史浪漫文学賞創作部門優秀賞を受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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