内容説明
安岡章太郎たちの内心を空白にさせた「もっと大きな或るもの」とは何だったのか。「ガラスの靴」「陰気な愉しみ」から「海辺の光景」「流離譚」へ追尋する。
目次
不同調の音色―「故郷」から「海辺の光景」へ
歴史のなかの個人、個人のなかの歴史―「流離譚」から
安岡章太郎にとっての“戦後”―「ガラスの靴」「陰気な愉しみ」など
「音なしの構え」でいいのか―『果てもない道中記』が問うもの
「毅然として孤立した精神」に―『天上大風』を読む
著者等紹介
新船海三郎[シンフネカイサブロウ]
1947年北海道留萌郡小平町生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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