労働総研ブックレット
最低生計費調査とナショナルミニマム―健康で文化的な生活保障

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784780709049
  • NDC分類 365.4
  • Cコード C0036

目次

第1章 最低生計費調査とは何か
第2章 最低生計費調査の意義―憲法25条の生存権保障の実現
第3章 「基本財」の存在
第4章 最低生計費試算―最低生計費調査の結果
第5章 最低賃金の大幅引き上げと全国一律最低賃金制の必要性
資料 最低生計費一覧表

著者等紹介

金澤誠一[カネザワセイイチ]
現職:佛教大学社会学部公共政策学科教授。略歴:1948年秋田県に生まれる。1972年中央大学商学部会計学科卒業。1977年中央大学大学院経済学研究科修士課程修了。1980年亜細亜大学大学院経営学研究科博士課程単位取得満期退学。1990年帝京平成短期大学福祉学科助教授。1995年帝京平成短期大学福祉学科教授。1998年佛教大学社会学部社会福祉学科教授。2004年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

7
この書は、著者が様々な団体とすすめてきた最低生計費調査をもとに、国民の生存権保障のために求められる貧困ラインを簡潔に考えることができます。既存の貧困概念である絶対的貧困論や相対的貧困論を説明したうえで、「人間らしい生活」のためには最低限の「生活の質」と「基本財」が必要であり、江口方式「最低基準生計費」のマーケットバスケット方式を用いで、最低生計費を試算しています。そこから導き出されるのは、最低賃金を全国一律に1000円以上の値上げの必要性であり、そうした運動が社会連帯を生むとしている。2014/03/27

ハンギ

1
生活保護費の金額の算定基準は1960年の朝日訴訟という判決によるものらしい。そのとき生活保護費は一般人の平均基準の6割支給でいい、という判断を裁判所がしたらしいが、このままでいいのか。またそのような問題を裁判所は判断を下してもいいのか。本の内容は思想的な話から始まって、具体的な数値を出して適正な生活保護費について考えようとしている。それによると最低の生計費は22万円(税抜き前)であり、時給に直すと1300円にもなるという。それくらいないと普通の生活はできないらしい。また世界基準からすると日本の最賃は低い。2012/11/20

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