内容説明
突然、グラグラッと凄まじく揺れた。茶色く濁った大河のように、海が襲ってきた。岩手県大船渡市の海岸縁の高台から、一人の作家がその光景を見た。兄は、妹は、妻は…。友は、街は、ふるさとは…。3・11から一ヵ月の、人々がつながりと暮らし、笑顔を取りもどしていく日々を祈るように記した日誌。
著者等紹介
野里征彦[ノザトイクヒコ]
1944年生まれ。陸前高田市出身。映画少年から水産会社勤務、政党専従などを経て作家活動に。民主主義文学会会員。「麺麭」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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