内容説明
本書は、まったく新しい日本古代史像である。著者は古代国家探究を都城の発見・発掘におき、大和朝廷に藤原京以前、都城がない意味を問い、五世紀、中国に次ぐ約200年間の国際的大都城「都督府」の所在地、その日本史的意味を探究。また「七世紀後半の王朝交代」を記す『旧唐書』と『日本書紀』を対照。通説日本史の虚構を指摘。国号「日本」「君が代」の真実をも解明。
目次
「ヤマト朝廷一元史観」か、国家・王朝の「多元史観」か
日本古代史 五つの異端的特質
日本古代史、真実の探究―「墓より都」
都督府、「倭の五王」の国際的都城はどこか
「邪馬台国」論争への新視点
「七世紀末の王朝交代記」と国号日本問題
『日本書紀』の「王朝交代の証言」
「倭国」の領域
日本古代史の深層―「倭人の東進」と水田稲作
「倭国」時代の近畿の支配者
巨大「前方後円墳」、真の造営者と鉄製武器
「日の丸」「君が代」問題の真実
著者等紹介
草野善彦[クサノヨシヒコ]
1933年12月16日、神戸に生まれる。1957年武蔵野美術学校(大学)西洋画科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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