内容説明
母のことは何も知らなかった。母は父の3番目の妻だった。父とは17歳も年が離れていた。父と出会うまでは芸者だった。貧しい鍛冶職人の家に生まれ、親を失い、預けられた家で芸者に出された。幸薄かった母の、人生の舞台・越後を歩いた。
目次
前編 少年の日々(たらちねの(幼年時代)
大空とおく(小学校時代)
さらば友(中学時代))
後編 母をたずねて(惚れて通えば―出会いの地 出雲崎町;きんらんどんすの―芸者の地 燕市分水、弥彦村;六ノ町千弐百拾参番地―生地 三条市;おいらん道中―ふたたび分水、弥彦;一枚の名刺―旭川市;きょうだいの音色―再会の地 浜松、米原)
著者等紹介
玄間太郎[ゲンマタロウ]
1944年、新潟県出雲崎町(旧西越村)生まれ。東京都立紅葉川高校卒業。新聞記者として42年、取材・執筆活動。2010年、定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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