目次
1章 それでも私たちは教師だ
2章 失ったものは大きいけれど
3章 「読み合い」、仲間と繁がる
4章 学校が再開される
5章 授業「あの日からのおくりもの」
6章 明日への扉を開く
「解説」にかえて 日本の教師たちへのメッセージ―子どもたちの恐怖・悲しみ・苦悩に向きあうということ(大東文化大学・村山士郎)
著者等紹介
白木次男[シラキツギオ]
1955年生まれ。長い年月、学校教育において生活綴方の実践に取り組む。なかでも東北の先輩から「北方性教育」の軸となった生活綴方実践に多くを学ぶ。南相馬市立原町第一小学校教諭、福島県作文の会会長、日本作文の会副委員長
村山士郎[ムラヤマシロウ]
大東文化大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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竹薮みさえ
3
なにが正しいのかはわからない。今は真摯な実践の記録をおおく残せばいいと思う。これはその一冊。「無理に前をむかなくてもいい」という著者の言葉は、通常の日本の教育から一歩踏み込んでいると思う。2013/02/12
ヒロミチ
0
学校の教育について、今一度見直したいと強く思った一冊。2015/06/03
Hachi_bee
0
あの震災を直撃された人々の記録を読み進めるだけで目が潤んできます。学校という組織のあり方についても考えさせられました。公立だからといって、公務員だからといって、役人と同じ人事異動や(給与にかかる)人事評価があっていいものでしょうか?村山先生が、大学が授業を中断する中でゼミを続けたことは立派。でも、4月いっぱいが休みになったことにより、多くの大学生が被災地へ行き、被災者を助け、被災地を目にしてきたことは歴然とした事実。授業があったらそうはいかなかっただろう。2012/12/25