内容説明
いつから人々は、こんなにも自分の血圧を心配するようになったのでしょう。市役所やスーパーには血圧計が置かれるようになり、病院には薬を求める人が連日あとを絶たなくなりました。これは30年前にはなかった光景です。誰もが自分の血圧をいつも把握できるようになったぶん、その“結果”に一喜一憂して、振り回される人がとても増えました。あなたは、血圧を心配し過ぎてはいませんか。
目次
11月の診察室 そもそも血圧とは(血圧は背の高さで決まる?;体が血圧を上げる理由 ほか)
12月の診察室 「血圧神話」の裏舞台(誤解だらけの高血圧;つくられた「血圧神話」 ほか)
1月の診察室 血圧測定の正しい知識(いつでもどこでも血圧を測れる時代;もしも家で測るなら ほか)
2月の診察室 プラス思考のすすめ(薬に頼らない生き方)
著者等紹介
松本光正[マツモトミツマサ]
1943年大阪生まれの東京育ち。1969年北海道大学医学部卒業後、医療生協浦和民主診療所勤務・所長を経て、1995年おおみや診療所所長に就任。高校から大学時代にかけて中村天風の最晩年の弟子として指導を受け、以後、天風会の講師として活躍。外来医療をこよなく愛す内科医。催眠医療や漢方薬を診療に取り入れる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
epicurean
3
血圧って、簡単に上がったり下がったり変動するものだし、薬を安易に飲まない方がいい(´-`)2015/04/19
とよた匠
3
会話形式の記述ですが、テンポよく、とても面白く読めます。しかも、世の中の仕組みの片鱗が勉強できたり。血圧や健康を気にしていない人にも、お勧めです。2009/11/11
ちいくま
2
まさに!血圧心配性なワタシ。かかりつけでない医者から毎日の血圧測定を言われて、時には日に何度も測定してストレスためてたので、図書館で見かけて即借り。安心できて良かったです。確かに安心した上で測定すると、数値が落ち着いてきた、ってか、この程度なら薬飲むなよってことだったのか… 2021/01/20
きなこ丸
1
何でもかんでも医者の言いなりになっちゃあかんね。2014/01/05
こたちゅう
1
人に薦められて読んだが、分かりやすくすぐ読めた。薬と医療の関係がよく分かった。2010/06/15