内容説明
増え続ける利用者負担、使い捨てにされる介護職員、営利追求に走る施設など、問題山積みの社会福祉。今、何が必要とされ何が必要でないのか。群馬・埼玉に焦点を当て、地域福祉を読み解くことで福祉のあるべき姿を探求する1冊。
目次
第1編 群馬社会福祉の展開(戦後社会福祉が抱える特徴と課題―脅かされる生存権と群馬の公的扶助;群馬子ども福祉の潮流―群馬県における保育所の展開;揺れ動く群馬障害者福祉の苦悩;群馬高齢者福祉の展開―高齢者介護サービスの現状と課題;群馬社会福祉年表)
第2編 埼玉社会福祉の展開(埼玉社会福祉の展開と諸問題;埼玉子ども福祉の成立―ひとり親家庭福祉を中心に;埼玉障害者福祉の展開と課題―社会福祉事業団政策を中心に;戦後埼玉高齢者福祉の展開;戦後高齢者福祉の形成;埼玉県内の高齢者虐待問題と課題;埼玉社会福祉年表)
第3編 関東地域社会福祉文献紹介(群馬社会福祉文献目録;埼玉社会福祉文献目録;あとがきにかえて「小さな総括」―地域に根ざした社会福祉研究の課題)
著者等紹介
田代国次郎[タシロクニジロウ]
社会福祉研究センター代表。1935年栃木県生まれ。1963年大学院修士課程修了後、東北福祉大学教授、広島女子大学教授、福島大学教授、立正大学教授のほか、鹿児島国際大学大学院、ノートルダム清心女子大学大学院、岐阜大学大学院非常勤講師などを歴任。このほか無認可(障害者)作業所代表、広島いのちの電話理事、福島医療生協理事、広島県医療社会事業協会会長、日本社会福祉学会理事、特別養護老人ホーム監事、福島県中央児童相談所児童家庭専門員、福島介護福祉専門学校顧問、福祉オンブズおかやま運営委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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