内容説明
本書は石播人権回復闘争の先陣を切った武蔵地区の7人の労働者によるたたかいを描いているが、労働運動や政党活動、あるいは労働組合のあり方など労働問題全般について言及するのが目的ではない。会社にとって気にいらない考え方を持つ人間に対し、集団による徹底した差別と差別に根ざした嫌がらせが長期にわたって行われ、人生の半分を抹殺されてしまった人たちのたたかいの生きざまを描いたドキュメントである。
目次
第1章 極秘文書「ZC管理名簿」
第2章 人事部につきまとう歴史の影
第3章 石播の労働政策と差別の実態
第4章 起ち上がった7人の原告
第5章 人権回復裁判と勝利和解
第6章 168人の勝利和解
第7章 次代を拓く砦に
著者等紹介
米田憲司[ヨネダケンジ]
ジャーナリスト。航空、鉄道、軍事、環境、司法分野で活動。1944年大阪市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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