出版社内容情報
★ この瞬間の心や感覚を、
あなたの言葉で表してみませんか?
★ 想いを込める表現力から
特徴の持たせ方まで、
気もちを言葉で表す方法を
やさしく解説します。
◇◆◇ 監修者からのコメント ◇◆◇
おそらく今、私たちは人類の歴史上に例のない、
「つながり」の時代を生きています。
どんなに遠く隔てた場所にいる人とも、
どんな時でも、私たちはスマホやタブレット一台で
一瞬にして「つながる」ことができます。
言葉を交わすことができます。
しかしながら、簡単に手に入れることのできる
「つながり」に飛びついて、
孤独な時間を私たちは
捨ててしまってよいのでしょうか。
誰かとすぐに分かち合ってしまうのではなく、
自らの中の複雑な部分にじっくりと立ち向かうこと、
掘り下げてみることを通じてはじめて、
たどりつける場所もあるのではないでしょうか。
詩は、そのような孤独に価値を見出す人、
あるいは価値を見出すべきか
迷っている人のためにある言葉です。
言葉という器にはさまざまなものを盛ることができます。
「詩」に盛り付けられるのは、
個人的で孤独な、
果たして他人が足を踏み入れたところで
はっきり形を知ることができるかどうかもよくわからない、
不安定ではかないものです。
しかし、それらを言葉という
誰でもふれられる形として残しておくことは、
人間とはどういうものかという理解の枠組みを、
新たに切りひらいてゆくことに通じるのです。
久谷 雉
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆ 第1章
詩を書く前のレクチャー
* 詩とは何か
* 抒情詩とは何か
* 口語詩・文語詩とは何か
* 散文詩とはなにか
* 詩のリズムについて
・・・など
☆ 第2章
詩を書くためのレクチャー
~言葉を「つなぐ」~
* 言葉を「つなぐ」こと
* 形をつなぐ
* 動きをつなぐ
* 人と自然(動物)をつなぐ
* 人と自然(植物)をつなぐ
・・・など
☆ 第3章
詩を書くためのレクチャー
~言葉を「ずらす」~
* 言葉を「ずらす」こと
* 抽象を具体にずらす
* 対句をならべる
* 同じ言葉をくり返す
* あたり前のことをそれらしくなく書く
・・・など
☆ 第4章
ステップアップしたい人のためのレクチャー
* 詩の素材をどのように見付けるか
* 引用を組み合わせて書く
* 詩の読み方について
* ヴィジュアル・ポエトリー
* 物語のある詩を作る
・・・など
【目次】