日本庭園のひみつ―見かた・楽しみかたがわかる本 鑑賞のコツ超入門 (新版)

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日本庭園のひみつ―見かた・楽しみかたがわかる本 鑑賞のコツ超入門 (新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 128p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784780429824
  • NDC分類 629.21
  • Cコード C2070

出版社内容情報

★ 鑑賞にやくだつ「全国日本庭園MAP」つき

★ 浄土式、枯山水、書院造…時代で変わる鑑賞のコツ

★ 野原の小川を示す「遣水」、
  あの世を託した「中島」、
  結界の役割を持つ「橋」…
  構成要素の鑑賞のコツ

★ 庭園の歴史と変遷、構成要素に託された意図を
  写真と平易な解説で。
  奥深い庭園の世界にご案内します。


◇◆◇ 著者からのコメント ◇◆◇

「庭」とは、古くは祭祀や儀式を行うための
神聖な場所をさしたといわれます。
日本の政治はおもに天皇を中心とする
朝廷によって行われてきましたが、
まさに朝廷の「廷」は庭に由来するのです。
早朝、白砂を敷いて浄化された庭に皇族が集まり、
儀式を行ったことがその語源とされます。

いっぽう日本各地で発掘される
「環状遺跡」と呼ばれる巨石を円状に並べた
古代の遺構がありますが、
これらは古来、神が宿ると信じられてきた
巨石(磐座)を中心に古代人が祭祀を行った場所で
「にわ」と呼ばれていました。

京都のルーツ・平安京が開かれると、
皇居である大内裏に接して日本最古の
寝殿造り系庭園である神泉苑が作られますが、
この庭も儀式のための神聖な場所でした。
というのも泉があり、
古来泉はあの世とこの世の出入口と認識され、
魑魅魍魎(ちみもうりょう)が吹き出して
この世に天変地異や疫病をもたらすと
信じられたからに他なりません。

そこで天皇は、雨ごいなどの儀式を
この庭で行わせました。
つまり、民衆に害を与える魑魅魍魎を
コントロールする力こそ「王権」であり、
それができるからこそ天皇として君臨できるといった
寸法だったようです。

このように見てくると、庭とはただ単に
自然を楽しみ癒される対象というよりも、
むしろ日本人の精神の発祥に関わる神聖な存在であることが
垣間見えるのです。

本書は、従来の庭園のガイドブックに
数多く見られるような、
その造形的魅力の解説に加え、
さらにこうした庭園の本質的な意味について、
平易な文章でまとめたものです。

これまでの庭園の解釈に加え、
新たな視点をもって庭に対峙した時、
そこにさらなる魅力を感じていただければ、
本書のもくろみははたされたことになります。


※本書は2020年発行の
『日本庭園のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 鑑賞のコツ超入門』
を新版として発行するにあたり、
内容の確認と必要な箇所の修正を行ったものです。

内容説明

庭園の歴史と変遷、構成要素に託された意図を写真と平易な解説で。奥深い庭園の世界にご案内します。鑑賞にやくだつ全国日本庭園MAPつき。

目次

第一章 時代ごとに見る日本庭園鑑賞のポイント(時代ごとに見る庭園形式;時代ごとに見る作庭家)
第二章 構成要素から見る日本庭園鑑賞のポイント(庭園を構成する要素を見る;茶室の露地を見る)
第三章 庭園鑑賞の基本をおさえる(庭園の発祥に深く関わる「他界」・「滅び」;日本庭園の成立に欠かせない達人たち;日本庭園のルーツは文学でもある;鎌倉ならではの庭園形式)

著者等紹介

宮元健次[ミヤモトケンジ]
作家、建築家。1987年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。龍谷大学助教授、大同工業大学教授を歴任。宮元建築研究所代表取締役を務める。著書は50冊以上。テレビ出演・雑誌監修多数。建築家としても受賞多数。2017年9月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Go Extreme

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庭園様式: 浄土式庭園 枯山水庭園 池泉庭園 寝殿造り系庭園 回遊式庭園 構成要素: 池 滝 石組 植栽 苔 樹木 垣根 中島 砂紋 橋 デザイン思想: 自然観 侘び寂び 無常観 神仙思想 禅宗思想 浄土思想 借景 遠近法 直観 精神的安らぎ 代表的な庭園: 平等院庭園 神泉苑 西芳寺庭園 小石川後楽園 兼六園 桂離宮庭園 三渓園 大名庭園 茶庭 京都の庭園群 鑑賞の視点と体験: 季節の変化 静寂 思索の場 日本美の象徴 石の配置 水の流れ 陰影の美 四季折々の風情 瞑想空間 体験型鑑賞2025/02/14

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