出版社内容情報
★ 実演動画がすぐ視聴できる!
*試合を掌握するパワーワーク
*シュート&1on1の強化法
*個性を活かすフォーメーション
★ ワンランク上のプレーのために
代表選手も実践する
上達ポイントを凝縮!
◇◆◇ 本書について ◇◆◇
日本の水球は、32年ぶりに自力で出場した
リオデジャネイロのオリンピックから劇的な進化を遂げ、
東京オリンピック・パリオリンピックと
3大会連続の出場を決めている。
その根底にあるのが海外で「ジャパンプレス」と
呼ばれている日本独自のチーム戦術である。
攻撃的で緻密なポジショニングとスピードを
駆使して相手のボールを奪い、
得点する新しい水球のスタイルだ。
世界の水球はスタンディングプレー主体の
ヨーロッパスタイルが主流で、
体のサイズやパワーが重視される
コンタクトスポーツであるがゆえ、
体格の小さい日本人は太刀打ちできず、
長い間世界からは大きく水をあけられていたことは
周知の通りである。
この事態を打開すべく、
日本人の体格や運動能力にあった戦術として
試行錯誤を繰り返しながら考案されたのが
ジャパンプレス(=パスラインディフェンス)なのだ。
パスラインディフェンスに求められるのが
泳ぎのスピードやフットワーク、
水中での身のこなしだ。
外国人選手のパワーに対し、
繊細かつ緻密なポジショニングでディフェンスし、
速攻から一気にゴールを奪う
スピーディーで痛快なスタイルは
世界でも多くの観客を魅了している。
強豪国と競うなかで、パスラインディフェンスは
熟成を重ね、日本代表チームは、
いまや世界でも一目置かれる存在となりつつある。
本書は、日本代表選手を擁するKingfisher74の
メンバーをモデルとして起用。
新しい水球スタイルを身につけるべく、
土台となるフットワークやボールスキル、
戦術に関する考え方をレクチャーしている。
この本を手にとった未来のオリンピック選手たち、
指導者の方々の一助となることを願ってやまない。
※ 本書は2019年発行の
『水球 必勝バイブル テクニックから戦術まで実戦スキルが身につく』を元に、
新しく動画コンテンツの追加、書名の変更、
必要な情報の確認を行い、
「改訂版」として新たに発行したものです。
内容説明
ワンランク上のプレーのために代表選手も実践する上達ポイントを凝縮!実演動画がすぐ視聴できる!試合を掌握するパスワーク。シュート&1on1の強化法。個性を活かすフォーメーション。
目次
1 誰にも負けない武器を手に入れる
2 チーム戦術を遂行するためのフットワーク
3 華麗なパスで試合をコントロール
4 決定率を上げるシュートスキル
5 1on1を制して最強プレーヤーになる
6 スピードを生かした戦術で勝つ
著者等紹介
大本洋嗣[オオモトヨウジ]
日本体育大学体育学部教授。1967年千葉県生まれ。市立千葉高校から日本体育大学へ進学。同大学院修士課程修了。1986年から1994年まで日本代表。2001年から2006年まで男子代表監督。2012年に再び男子代表監督となり、2015年オリンピック予選で32年ぶりのオリンピック出場権獲得、2021年東京オリンピックまで務めた。現在はクラブチームKingfisher74代表
塩田義法[シオタヨシノリ]
男子日本代表監督。1982年熊本県生まれ。熊本学園大付属高校から日本体育大学に進学。同大学院修士課程修了。2001年から2012年まで日本代表。世界選手権4度出場(2003、2005、2007、2011)。日本選手権優勝11回(全日体大9回、Kingfisher74 2回)。東京オリンピック日本代表コーチを務め2021年から男子日本代表監督。2023年アジア大会で53年ぶりの優勝を果たし、パリオリンピック出場権を獲得
中嶋崇光[ナカシマタカミツ]
日本体育大学男子監督。1972年福岡県生まれ。県立福岡工業高校から日本体育大学へ進学。同大学院修士課程修了。1991年から1999年まで日本代表。現役引退後は中学・高校の指導者としてチームを全国大会へ導き、2013年には監督として全国高校総体で優勝。2015年から日本体育大学のコーチを経て2018年より監督に就任し多くの日本代表選手を輩出。日本代表スタッフとして東京オリンピックでのコーチや世界ジュニア・ユニバーシティーゲームズの監督を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。