出版社内容情報
★『最高のパフォーマンス』を
発揮するためのヒントとアドバイス
★ エビデンスに基づく『効果的なドリル』
★『メンタルをコントロール』するための
考え方や取り組み
◇◆◇ 著者からのコメント ◇◆◇
テニスは奥の深い、とても面白いスポーツです。
相手から飛んでくるボールのコース、
球種(速度・回転数・回転軸)はバラエティーに富み
刻々と変化します。
そのボールを自分が狙ったところに
打ち返すためには、
球種の予測、俊敏なフットワーク、
正しいボディーワークを
マスターすることが大切です。
運動の原理・原則とメカニズムを理解して、
ゆっくり、ていねいに積み上げながら学習していけば、
運動が苦手な人でも間違いなく上達することが
できるはずです。
私は学生時代、
全日本学生テニスチャンピオンになるために、
どんなボールにでも追いつくことができる
素早いフットワークと強靭な体力にフォーカスして
「質より量」を重視した練習を行っていました。
その結果、私の守備力は飛躍的に向上し、
対戦相手は粘り負けし、
自滅するといった試合展開で
学生日本一になることができました。
その後、グランドスラム大会で活躍することを夢見て、
プロテニス選手として国内外のATP・ITFトーナメントを
転戦しました。
そこで痛感したことは、
グランドスラムのステージで戦うためには、
フットワーク、体力、打球技術に加えて
戦略・戦術そして強靭なメンタルといった
総合的な競技能力が必須条件だということでした。
本著では、自身がプロテニス選手として
最高のパフォーマンスを発揮するために
実施してきた練習やトレーニング法に加えて、
現在のトップ選手が実際に行っている練習法を
スポーツ科学研究から得たデータを用いて
解説させて頂きました。
テニス上達を目指す全ての方々の気づきや閃きに
役立つ一冊になればと想いを込めました。
2012 ATP ワールドカップ日本代表
佐藤 文平
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆PART1 ラケットとグリップの関係性
* ラケットの進化とともにプレースタイルも進化する
・・・など
☆PART2 再現性の高いストローク
* 軸足の向きを意識して打点の位置に入る
・・・など
☆PART3 サーブ&レシーブの精度をあげる
* 段階を踏んだプロセスでサーブをレベルアップ
・・・など
☆PART4 効果的なポイントのとり方
* 相手サーバーの傾向を知ってサーブを予測する
・・・など
内容説明
スポーツ科学を応用したスムーズな上達法!最高のパフォーマンスを発揮するためのヒントとアドバイス。メンタルをコントロールするための考え方や取り組み。エビデンスに基づく効果的なドリル。
目次
1 ラケットとグリップの関係性(ラケットの進化とともにプレースタイルも進化する;ラケットの操作性が高まりストロークの精度もアップする ほか)
2 再現性の高いストローク(軸足の向きを意識して打点の位置に入る;下半身や体幹からの力を腕、ラケットに伝える ほか)
3 サーブ&レシーブの精度をあげる(段階を踏んだプロセスでサーブをレベルアップ;安定したサーブを打ってゲームをスタートする ほか)
4 効果的なポイントのとり方(相手サーバーの傾向を知ってサーブを予測する;ゲーム中に布石を打って大事な場面で回収する ほか)
著者等紹介
佐藤文平[サトウブンペイ]
早稲田大学在学時に全日本学生テニス選手権大会シングルス優勝(2006)、卒業後はプロ転向と同時に早稲田大学大学院修士課程に進学。現役中は、ユニバシアードベオグラード大会日本代表(2009)、ATPワールドチームカップ日本代表(2012)、全日本テニス選手複優勝(2013)などの実績を残す。引退後は、日本体育大学大学院博士後期課程でスポーツバイオメカニクスを専攻し、博士号(体育科学:2021)を取得。現在は明治大学理工学部准教授、テニス中継の解説などを務める。また、2024年4月よりThe University of Queensland Professor Andrew Cresswellに師事し、School of Human Movement and Nutrition Sciencesにて客員研究員として在籍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。