出版社内容情報
★ ガラスの選び方、道具の使い方、制作の流れ
初歩からわかりやすく解説します。
★ ベーシックな平面作品から憧れの立体作品まで。
★ この一冊で制作の基本をマスター!
★ 手元がわかる動画で正しい動作をチェック!!
★ 手順を確認しながら作品づくりに挑戦!
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
「ステンドグラス」といえば、中世ヨーロッパの教会の
パネルを思い起こす人が多いでしょう。
これらは歴史的な遺産であり、細工の美しさや
スケールの大きさは素晴らしいものがあります。
本書で紹介しているステンドグラスは
パネルとは違う作り方で、
120年程前のアメリカで、
ルイス・カムフォート・ティファニーが
考案(発明)した技法をベースにしています。
この方法により、従来の大きなパネルだけでなく、
ランプや生活小物などにステンドグラスが
取り入れられ、日常生活のなかでも使える
アイテムとして親しまれるようになりました。
本書はステンドグラスの作品づくりをメインに解説していますが、
実際にステンドグラス作りをはじめようとしても、
揃えるものもそれなりに必要になります。
しかし、ガラス工芸というジャンルで考えると、
窯が必要な吹きガラスとは違い、
ステンドグラスはひと部屋あればできる
クラフト・工芸なのです。
紹介しているステンドグラスの制作アイテムは、簡単なものから、
やや難しいものにチャレンジしていく内容となっています。
作り方のコツやPOINT、付属動画をチェックして
自分ならではのステンドグラス作品を完成させましょう。
自分で作ったステンドグラスの作品は、
不思議なものでとても存在感のある作品になります。
家の中にあっても思わず見入ってしまう、
特別なアイテムとなるでしょう。
そして、作り方や工程を知ることは、
それだけでステンドグラスの見方を大きく変え、
ステンドグラスの新たな魅力を発見するなど、
楽しみを大いにふくらませてくれることでしょう。
また、本書では「ステンドグラスを見る楽しみ」も
提案しています。
私が特に感銘を受けた、
ステンドグラス作家の『小川三知』は、
日本画を描いていた経験から、
日本画的な空間のとらえ方、
日本の風土に合わせた色使いで
ステンドグラスを制作しています。
この本が、すばらしいステンドグラス作品の認知や
知るきっかけにつながれば、幸甚の至です。
監修者 岸江 馨
内容説明
ガラスの選び方、道具の使い方、制作の流れ 初歩からわかりやすく解説します。ベーシックな平面作品から憧れの立体作品まで。この1冊で制作の基本をマスター。
目次
1 ステンドグラスの魅力
2 ステンドグラスのきほん
3 ベーシックな作品づくり―鳩のオーナメント
4 立体的な作品づくり―やまぼうしのサンキャッチャー
5 フタ付きボックスの作品づくり―ホタルブクロのジュエリーボックス
6 立方体の作品づくり―キューブタイプのペンダントライト
著者等紹介
岸江馨[キシエカオリ]
ニュージーランドで生まれ、アメリカ・シアトルのカレッジでデザインを学ぶ。叔母の誘いを受け、ステンドグラス工房でアシスタントとしてデザインや技術を身につける。ティファニー(Tiffany)公認鑑定修復師菅原任氏に師事を受け、ステンドグラス製作及びガラス一般についての技術を習得。その後、菅原氏監修のステンドグラス工房「我・楽・須・工房・町田」のチーフ講師を経て独立し、作家活動を本格化する。川崎市の「Ladybug」や町田市の「うぃすかあ」での個展やステンドグラス教室、ノリタケスクエアでの作品展、Web販売サイトCreemaでオリジナル作品を販売するなど多方面で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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