出版社内容情報
詩人でネイチャーガイドとしても活躍する著者が、私たちの身近に生きる生物になりきってその思いを代弁。
目次
タヌキ
ドブネズミ
クロゴキブリ
ヒヨドリ
ホトケノザ
クロヤマアリ
オオヒラタシデムシ
ニホンカナヘビ
ナメクジ
ジョロウグモ〔ほか〕
著者等紹介
大島健夫[オオシマタケオ]
1974年千葉県生。詩人。早稲田大学法学部卒業。2016年ポエトリー・スラム・ジャパン2016全国大会優勝。フランスのパリで開催されたポエトリー・スラムW杯に日本代表として出場。準決勝進出。ベルギー、イスラエル、カナダなどの詩祭やポエトリー・スラムにも出場するかたわら、房総半島の里山を舞台にネイチャーガイドとしても活動している。現・千葉市野鳥の会会長。日本トンボ学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
98
まず、たぬきが自己紹介する。そしてたぬきがインタビューアとして都市に生きる様々な生き物たちの生態や特徴を紹介するという内容。面白いのは著者が詩人ということ。普通は生物学者が研究したり調査したりしたことを本をまとめることに対し詩人が生き物関連の文献を元にして書いている。詩人らしく人間に対する皮肉もこめられている。ゴキブリやネズミなどの嫌われ者。蝶やとんぼ、すみれ、カルガモなど多岐にわたる。おすすめ本。図書館にて2022/07/02
れい
9
【図書館】狸が植物から動物に至るまで様々な生き物にインタビューしていく。タヌキに語る、その生き物の事情なので、人間の目線は排除しようと努力されてる。図鑑みたいに語彙の羅列でなくて、感情を込めて擬人化して語られる内容は頭にすいすいはいってきやすかった。2022/07/16
アトリアーナ
3
お仕事関係。おもしろかったわ。ためにもなったなぁ。2022/12/25
Go Extreme
3
タヌキ ドブネズミ クロゴキブリ ヒヨドリ ホトケノザ クロヤマアリ オオヒラタシデムシ ニホンカナヘビ ナメクジ ジョロウグモ ハシブトガラス コシアキトンボ シオカラトンボ カルガモ アカエイ フナムシ アブラコウモリ クサギカメムシ カタバミ ナミハナアブ オオスズメバチ 二ホンアマガエル アオダイショウ オオカマキリ タチツボスミレ キジ ナミテントウ ムクドリ アメンボ クヌギ カブトムシ コクワガタ イノシシ オンブバッタ アブラゼミ ミズクラゲ モンシロチョウ2022/07/12
kaz
2
普通だったら素通りしてしまいそうなことを面白く解説。図書館の内容紹介は『ドブネズミ、ホトケノザ、ハシブトガラス、モンシロチョウ…。人間とかかわることで数を増やしてきたり、人間による環境の改変に耐えて生き続ける身近な生物たちのきもちを、タヌキとの対談形式で紹介する』。 2022/06/25