コツがわかる本
基礎からわかる 漢詩の読み方・楽しみ方―読解のルールと味わうコツ45

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  • サイズ A5判/ページ数 144p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784780421590
  • NDC分類 921
  • Cコード C2098

出版社内容情報

古典的な中国の漢詩の読み方・文法などの基本をやさしく押さえたうえで、日本の歴史上の人物が詠んだ漢詩の読解などを応用として解説。

内容説明

これだけはおさえておきたい!漢詩の種類やルールなどの基本をしっかりマスター!テーマ別の鑑賞のポイントや理解が広がる豆知識で作品をもっと深く楽しむ!

目次

第1章 漢詩とは(詩は情動を詠うもの。感情が動かないところに詩は生まれない;漢詩の歴史を知りましょう;代表的な詩人を知りましょう ほか)
第2章 漢詩がきちんとわかるコツその1―自然風景・四季・旅情詩編(旅のわびしさを詠んだ詩を鑑賞する;黄河一帯の雄大な景色を詠んだ詩を鑑賞する;人里離れた山の中の静寂と夕方の趣を詠んだ詩を鑑賞する ほか)
第3章 漢詩がきちんとわかるコツその2―人生(別れ・感傷・悲哀)詩編(敬亭山の景観を楽しみ、その自然と一体となった心境を詠った詩を鑑賞する;成就しなかった恋への思いを詠った詩を鑑賞する;遥か彼方の故郷のことを思い、しみじみと感慨にふける心情を詠った詩を鑑賞する ほか)

著者等紹介

鷲野正明[ワシノマサアキ]
新潟県新発田市出身。長岡高専(工業化学科)を卒業後、大東文化大学中国文学科、筑波大学大学院中国文学専攻を経て国士舘大学文学部講師に。現在同大学教授。明代の徐禎卿、帰有光、他を研究。論文多数。大学では漢詩創作も指導。台湾国立中山大学や中国蘇州大学・山西大学と作詩交流を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

16
学生時代国語の授業で漢詩が好きになる。あのリズムと異国情緒が癖になる。色々な漢詩が読み下し文や蘊蓄とともに載っているのが良い。本当は何度も読むと漢詩の良さが出て来るのだが。2024/05/24

かふ

15
漢詩に興味を持って借りたのだが学校で習う漢文の授業程度の内容か?基本漢詩の音韻については諦めているので、意味を汲み取るしか出来ないのだが、言葉の辞書的な感じならば『唐詩選』とか読んだほうがいいのかもしれない。いろいろな漢詩がわかりやすく解説している本ということか。李白が多いのはこの監修した人が酒飲みなのか李白が好きなのか、李白は杜甫に比べてイメージが幻想的なのがいいのかもしれない。2025/02/11

kuukazoo

14
中高の国語の授業で多少なりとも漢詩に触れる機会があったのはよかったと今更ながら思った。未だに読み方まで覚えている漢詩があって、それがこういう本への入口になる。易しめ参考書でほとんど初めてに近い再学習にはよい。平仄ルールは中国語やってないのでスルーだけど句のリズムや韻を知るだけでもパズルを解くように漢詩が読めるようになる「気がする」。漢字のイメージの寄与するところはでかい。李白良いなぁと思えて自分でもびっくりした。2025/01/22

しずかな午後

11
これ一冊読んでも、一人で漢詩が理解できるようにはならないが、とっかかりとしては丁度いい一冊。一番の収穫は、漢詩の五言・七言には意味的な句切れがあるということ。五言なら「春眠/不覚暁」(2・3)、七言なら「春宵/一刻/値千金」(2・2・3)で区切れる。これを意識するだけで、かなり意味が取りやすい。45首の漢詩を鑑賞するが、レイアウトも現代語訳も分かりやすくて良かった。また、王維と蘇東坡の二人の漢詩が好みであったため、他にも読んでみたくなった。2022/12/10

みやの

1
漢詩を楽しんでみたいという気分で読んだので、一章の解説が細かく、読み飛ばしてしまった。四声のあたりは理解できなくても楽しめそうだと思った。ひとつひとつの詩の鑑賞のページは見やすく、解説も丁寧で楽しめた。漢詩の風景と情動を組み合わせた美しさみたいなものを感じられて良かった。ゆっくり楽しむ向け。2021/02/07

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