内容説明
日本が世界に誇る富士山―信仰の対象と芸術の源泉。美しい景観を育んだ歴史と信仰を紐解く。眺めて撮って楽しむための周辺絶景スポット。登らなくても味わえる文化遺産の数々。気になる各登山ルートを詳しく図解。
目次
第1章 世界遺産富士山周遊(山頂の信仰遺跡群;大宮・村山口登山道;須山口登山道 ほか)
第2章 やっぱり富士山に登ろう!(吉田ルート;富士宮ルート;須走ルート ほか)
第3章 富士山の歴史と文化(富士山のおいたち;富士山信仰の歴史;富士山の文学と芸術)
第4章 富士山眺望ベスト12(御坂峠;三ツ峠;新道峠 ほか)
著者等紹介
藤井勝彦[フジイカツヒコ]
1955年大阪生まれの歴史紀行作家・写真家。東京写真大学(現東京工芸大学)卒業後の1979年に第1回ヨーロッパ~中近東取材を敢行して以来、30年以上にわたって100カ国以上を巡り歩き、世界各国の民族、宗教、歴史、文化、暮らしぶりなどにまつわるルポを各種雑誌に紹介し続けて今日に至る。特に中国での取材はのべ3年にもわたる。近年は、日本の古代史に関する著作も多い。10数年前に八ヶ岳南麓に住まいを移してからは、週末の野菜作りにも精を出すなど、半農半Xを実践し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いくら丼
6
結構密に知ることができたので、世界遺産『富士山―信仰の対象と芸術の源泉』の全体像をそれなり以上に掴むのに、中々良い書籍だった。これを見てどこをどう掘り下げようか考えるには充分なので、そろそろ専門度高めの郷土資料に手を出して良いかも。富士登山もしたいけど、これ読んだ限りだと、須走口から登頂して御殿場ルートで帰るのが、性格や住処など諸々考えても良いのかなあ……という気はする。ストックは必須なのかなぁ、登れれば良いけど。4月29日の吉田胎内祭もタイムリーだけど、行くべきか否か。調べたらだいぶ混みそうだしな……。2024/04/24
勝手に読んだYA本つぶやくBOT
1
夏に行きたい富士山。文化遺産として登録された富士山ですが、どれだけ理解できているだろうか。富士山が見えるだけでうれしくなる気持ちは、江戸時代の富士講の人たちも同じだったかもしれない。心のよりどころであり、芸術でもなくてはならない存在。登るだけが富士山でないことがわかる。2019/08/01