内容説明
古地図と現代地図を見比べながら、タイムスリップしてみませんか。往時を偲んで歩きたい町並み25コース。
目次
大阪城周辺―天下人の夢の跡を仰ぎ見て、繁栄の歴史を訪ね歩く
四天王寺・茶臼山―日本最古の官寺である四天王寺と、広大な天王寺公園周辺を歩く
下寺町・生玉―数多くの寺院が立ち並ぶ夕陽丘界隈の町並みを歩く
高津宮周辺―古典落語の舞台として知られた高津宮周辺の文学史跡をめぐる
真田山周辺―豊臣方の英雄として名高い真田幸村ゆかりの地を歩く
淀屋橋―昔も今も商都大阪の中心地、淀屋橋周辺の史跡に思いを馳せる
北浜・天満橋―ビジネスの中心地、北浜から、淀川水運の要衝、天満橋へ向かう
中之島―江戸時代から華やかな北の新地と、水都大阪のシンボル中之島公園
福島―庶民の信仰を集めていた寺社と、大名の蔵屋敷跡に往時を偲んで
靱公園周辺―堀川が流れ、多くの市場が開かれ、活気にあふれていた町〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまねこ
0
古地図と現在の地図を並べてあるのが見やすかった。行こうと思って忘れてた場所も何ヶ所か発見。図書館本なのでGoogleマップにチェックでGO!2016/12/15
hiloaki
0
古地図のほうはページの無駄でした。そういう本なのでしょうけど。。。2016/11/22
チョビ
0
今年初めて大阪に行ってきた。川がでかい町という印象を受け、またこの川に守られて経済発展していったのかな、と思った。それでいて、その川から少しずれるとあっという間に何もない世界が広がる。それが面白そうで読んでみた。現在もアヤシい場所の過去現現在の地図はなかったのは仕方がないが、できるだけ隠そうとしている努力もみられたので、そのせいで、対比している地図の縮図が1:1ではないのか、ポイント合わせがイマイチでした。歴史が好きな方にはある意味おすすめ。2015/09/16
乱読家 護る会支持!
0
古地図と突き合わせての、大阪ウォーキングガイド。まあ、案内された場所は、ここ数年の歩きで、ほとんど行ってます。大阪市内をウオーキングすると、古い大きな神社仏閣は、空襲でほとんど焼失して、コンクリートの建屋が多いのです。それと、なんか悪ーい気を感じる場所が多いんですよね。大阪は、人があまり歩いてないところは、地の気がドロドロと溜まっているような場所が多く好きじゃありません。むしろ人がいっぱいいるピカピカの所の方が、気が流れていて安全です。2013/10/12
わ!
0
大阪市の全域を見開きで、一方に古地図、一方に現代地図を配置し、方角と縮尺まで合わせて比較できるレイアウトにしたところはさすがである。ただ内容的には、ほぼ現代地図側だけを使った、単なる観光ガイドブックに近いところが、めちゃくちゃ惜しい。これに古地図を主題とした歴史の経緯的内容を加え、さらに現代地図とのコラボ部分で、うつり変わった街並みなどを書き出してくれたならもう言うことなしの内容だったのだが…それはさすがに高望みというものか。しかしこの本、大阪の石碑に関しては、かなりの情報量をもつ。2016/07/13