出版社内容情報
実証よりも言語の力が強いとされる貧困理解において、子どもの貧困「当事者」としてメディアから取材され、報道された人たちは、どのように自分たちの「声」を社会に伝えようとしたのでしょう。世間が求め、マスコミが切り取る「貧困者」像には、人を値踏みする社会の力関係が反映しています。本書では、当事者の生身の「声」を丁寧に聞くことから、社会の条件付き承認を乗り越え、パワーも持った主体となりゆく政治と社会を探求します。
【目次】
まえがき
序 章 研究の目的と背景
第1章 貧困と報道、当事者の「声」に関する研究の動向と方法
第2章 調査の概要
第3章 当事者はなぜ、何を、伝えたのか、伝えなかったのか
第4章 当事者はどのように「声」を伝えたのか
第5章 当事者の「声」を取り巻く日常と他者化
第6章 当事者が「声」を伝えることの意味
終 章 貧困と表象のポリティクス
あとがき



