内容説明
都市と農村の共存の中に維持可能な未来社会の希望がある。戦後80年。最大の転換期の今、94歳の環境経済学の第一人者が語りおくメッセージ。
目次
戦後第3の転換期と混迷する世界と日本
第1部 都市と農村の共存―内発的発展と自治―(農業・農村の危機―食糧自給は国民的課題―;大都市の開発抑制と緑農地の維持拡大;内発的発展と都市・農村の共生)
第2部 自分史の中から主体的に(絶対平和主義を貫けるか;少年「志願兵」の悲惨;近代の戦争の本質と世論形成;軍拡の動きの中で考えなければならないこと;沖縄に学ぶ―内発的発展と分権自治 ほか)
著者等紹介
宮本憲一[ミヤモトケンイチ]
環境経済学の第一人者。大阪市立大学名誉教授、元滋賀大学学長。1930年、台北生まれ。旧制第四高等学校、名古屋大学卒。金沢大学法文学部助教授、大阪市立大学商学部教授、立命館大学政策科学部教授などを歴任。2016年、『戦後日本公害史論』で日本学士院賞。京都市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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