内容説明
読んでもらっても、自分で読んでもたのしいよ。「むかしばなし」で異文化にふれよう!6色のペンキで描く、素朴で大胆なアフリカの現代アート「ティンガティンガ・アート」をたっぷり収録。1巻はみんな大好き「なぜなぜばなし」。ケニア・ウガンダ・タンザニアのおはなし3話。
著者等紹介
しまおかゆみこ[シマオカユミコ]
島岡由美子。名古屋生まれ。1987年より夫島岡強と共にアフリカに渡り、タンザニアのザンジバルで、人々の自立につながる事業や、スポーツや文化の交流活動を続けている。アフリカ各地に伝わる民話の聞き取り、再話がライフワーク
ヤフィドゥ[ヤフィドゥ] [Yafidu Ally Makaka]
1976年生まれ。タンザニアのトゥンドゥール地方、ナカパニャ村出身。叔父チャリンダの影響で絵を描きはじめる。夢の中に出てきた動物たちを描いたのがきっかけで、いまの作風が生まれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
75
児童書。ティンガティンガ・アートは6色のペンキを使ってタンザニアの自然や動物を描いたアート。アフリカの昔話が3つ▽[ハイエナとカラス]ケニアの昔話。ハイエナがヒエラルキー落ちたワケ。クソ話。ハイエナが悪い[ルウェンゾリ山の火とナイル川のカバ]ウガンダの昔話。カバが川にいるワケ。ウサギが悪い[どうぶつ村の井戸]タンザニアの昔話。ウサギのしっぽが短いワケ。ウサギが悪い▽とても愉快で面白い、ヒドイ系w昔話。小学校におすすめ良本。2025.1刊2025/03/27
遠い日
3
「ティンガティンガ・アートでたのしむアフリカのむかしばなし」シリーズ1。挿絵の「ティンガティンガ・アート」は、ひと目みたら強烈な印象を残すもの。個性的で野生的で、どこか懐かしさを誘うような……。ケニア、ウガンダ、タンザニアの3つのお話は、とても土俗的な匂いがして、擬人化された動物たちの容赦ないやり取りが、いっそ小気味いい。変に教訓的でないところがいい。2025/04/26
かはほり
1
アフリカ3か国の3つの昔話を収録、どれもとても面白いし6色のペンキで描かれたティンガティンガ・アートの挿絵がとても素敵。ウサギって日本でも海外でも知恵者というかちょっと小賢しく語られるのが面白いね。続編として『シャターニに育てられたむすめ』『しんぞうとひげ』があるのでいつか読んでみたい。2025/02/26