内容説明
憲法にもとづく個人の人権尊重の行方、日本社会の民主主義の未来を左右する記録集だ。『シン・日本共産党宣言』刊行を理由に共産党から除名されたものの、処分の撤回を求めて東京地裁に提訴(3月7日)した著者が、最高裁で勝利するまで毎週、記録として配信しているメルマガの第1集。第1回裁判(6月20日)直前の配信までを含む。訴状全文も掲載。
目次
東京地方裁判所への提訴に当たって
京都の党とは通じ合うものがあったのだ
被告は「日本共産党」、その代表は「志位和夫」
「訴訟物の価額」として「710万円」
私の弁護団は「反共」ではなく「親共」!?
判例変更に挑んできたのは共産党員と自由法曹団だ
共産党の弁護団は「部分社会の法理」にしがみつけるのか
反・安保自衛隊の団体をつくる自由が奪われるのか
党中央・安全保障担当者との意見交換の到達点
神奈川の大山奈々子氏のことについて
大会での再審査「先例5回」説はウソ?ホント?
中学生でも分かる訴状解説
“資料”3月7日東京地裁提出の訴状(5月7日一部訂正申立)
著者等紹介
松竹伸幸[マツタケノブユキ]
1955年長崎県西海市崎戸町生まれ。兵庫県立神戸高校卒後、一橋大学社会学部を卒業。全学連(全日本学生自治会総連合)委員長、民主青年同盟国際部長などを経て日本共産党中央委員会勤務。国会議員(金子満広氏など)秘書ののち、政策委員会に勤務し、安保外交部長などを歴任。自衛隊問題での志位和夫氏との意見の違いをきっかけに退職し、かもがわ出版で編集長を務め、現在は同編集主幹。24年2月、『シン・日本共産党宣言』(文春新書)刊行を理由に共産党から除名され、現在、その撤回を求めて裁判中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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