内容説明
いまこそ学びたい。ハンセン病に対する偏見・差別の歴史、そしてハンセン病回復者たちのたたかいの軌跡。
目次
第1章 なぜハンセン病差別の歴史から学ぶのか
第2章 ハンセン病の歴史と日本の隔離政策
第3章 ハンセン病療養所はどんな場所か
第4章 子どもたちとハンセン病
第5章 2つの裁判と国の約束
第6章 差別をなくすために何ができるか
著者等紹介
江連恭弘[エズレヤスヒロ]
法政大学第二中・高等学校教諭。ハンセン病市民学会教育部会世話人、ハンセン病に係る偏見差別の解消のための施策検討会委員(当事者市民部会)
佐久間建[サクマケン]
東京都立武蔵台学園府中分教室教諭。ハンセン病市民学会教育部会世話人、ハンセン病に係る偏見差別の解消のための施策検討会委員(有識者会議)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yurari
3
ハンセン病は、らい菌により引き起こされる感染症。感染力が弱くうつりにくい。また良好な生活環境下では発病する事はまずない。薬も開発されており完治可能。これらの事実があってもなお、差別が完全に無くなったとは言い難い。2014年にはある小学校でハンセン病に関する問題ある授業が行われ、誤解と偏見にあふれた感想文がハンセン病患者の自治会に送られたとのこと。中絶を強いられ我が子を失った方が人形と共に暮らしている話は涙が出た。差別をなくすためには、誤った知識や偏見を捨て、相手と対話する事が必要であると感じた。2023/09/01
okatake
0
日本の負の歴史のひとつ。 中学生へ向けて、わかりやすくその歴史と現在まで続く問題点を指摘してくれています。2023/07/11