内容説明
国政選挙での敗北は危機(ピンチ)でもありチャンスでもある。100年を迎えた日本共産党の危機は日本社会の危機でもあるという共通認識に立って、この党が新たな時代に対応する刷新ができるのか、それとも歴史のなかに埋もれていくのかをめぐり、共産党の歴史との対話を試みる。
目次
1 日本共産党100年への手紙(査問、自己批判、退職;除籍へ―「脱皮しない蛇は死ぬ」 ほか)
2 日本共産党史における3つの歴史的ポイントと今日の課題―創立100年に寄せて(戦前の共産党の特殊性―飛躍と挫折;高度経済成長期における躍進とその限界 ほか)
3 戦後日本共産党はいかにして創られたか―宮本路線と国民主義、高度成長、文化的公共圏(危機にある政党政治と日本共産党;中北浩爾著『日本共産党―「革命」を夢見た100年』の意義 ほか)
4 戦後日本平和運動のなかの日本共産党・試論(平和運動の“移植”と挫折―敗戦から1953年まで;戦後平和運動の本格展開と日本共産党の大衆化―1954年から六〇年安保闘争まで ほか)
著者等紹介
有田芳生[アリタヨシフ]
1952年生まれ。立命館大学経済学部卒。新日本出版社を経てフリーのジャーナリスト。日本テレビ系「ザ・ワイド」のコメンテーターを12年半。参議院議員2期
森田成也[モリタセイヤ]
1965年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。駒澤大学、国学院大学などで非常勤講師
木下ちがや[キノシタチガヤ]
1971年徳島県生まれ。中央大学夜間部卒、一橋大学社会学研究科博士課程満期退学(社会学博士)。工学院大学非常勤講師、明治学院大学国際平和研究所研究員
梶原渉[カジハラワタル]
1986年鹿児島県生まれ。東京大学法学部卒、原水爆禁止日本協議会事務局を経て、現在、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程在籍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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