出版社内容情報
丸山 啓史[マルヤマケイシ]
著・文・その他
内容説明
気候変動に向き合い、「日常を変える」と「社会を変える」をつないでいくために。保育・教育・育児に携わる大人には、いま何ができるのか。
目次
第1部(気候危機の現在;子どもの権利と気候変動)
第2部(着るもの;食べもの;建てもの ほか)
第3部(自動車を減らす;消費を減らす;労働を減らす ほか)
著者等紹介
丸山啓史[マルヤマケイシ]
1980年大阪府生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。京都教育大学准教授。子どもの権利条約市民・NGOの会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nagata
3
一つひとつの主張に綿密な考察と熟慮された言葉が絡み合い、説得力を持って問いかけてくる。もとより、こうした本を手にする人なら、ある程度考えたりしたことはあるにせよ、読み手も同時に考えずにはおれなくなる切迫感。そう、未来ある子どもに期待してどうする?まずは大人たちが自らできることを始めていかないと。温暖化云々には異論もある。しかし、身の回りの環境が持続可能であるなどと楽天的に振る舞うことなど、もはやできないはず。使わない、買わない、共有はすぐにでも始められる。2023/04/02
takao
3
ふむ2022/10/30
asumi
2
個人の努力の問題にしてはいけない。政治や政策が主導することが必要だ。一人一人の心がけを大切にしようという教育をすればむしろ解決が遠のく可能性すらあるという主張や、脱資本主義の考えは、そうだと思った。 身の回りのものを次から次へと取り上げてげんなりするが、それ自体は事実なのだろう。恩恵については言及されずに全否定って感じが嫌な気持ちにさせられるのか。 とは言え、これもあれも問題があるよと取り上げることでエコだと言われるものにも問題はああり、エコっぽい生活をして満足しないようにするきっかけになる本だと思った。2022/11/02