内容説明
五輪はなぜ日本で開催されるのか。日本社会の課題から考察しつつ、五輪を通して現代スポーツがどのように変化したかを追う。
目次
序章 オリンピックに託された震災復興とは何か
第1部 オリンピックを迎える日本社会(復興オリンピック―なぜ、相反するものが一つになったのか?;復興オリンピックの変容と政治の本性;オリンピックボランティア批判の様態と起動条件―「やりがい搾取」をめぐって)
第2部 オリンピックがもたらす近代スポーツの変化(エンハンスメントから見たスポーツ;デジタル化する社会とオリンピック―ランニングと腕時計の大衆化に注目して;脳が科学するオリンピック)
第3部 現代スポーツの行方(スポーツイベントにおけるボランティアとは―全日本トライアスロン皆生大会を事例として;競技スポーツ文化の行方を競技ルールから考える;「単独性」のある“つながり”の創発へ―オリンピック・パラリンピックの式典に関する人類学的試論から)
終章 オリンピック、スポーツそして未来



