内容説明
巨大金融資本封じ込め政策と新自由主義との決別によって、経済不安と不平等を削減するルールある経済社会の創生を。このメカニズムを知らずして世界経済は語れない!
目次
序章 金融グローバリズムとはなにか
第1章 金融グローバリズムを生み出したのは誰だ(国際化により利益を上げる企業とはなにか;国際資本取引の自由化は、どう進んだのか―戦後ケインズ体制の崩壊と金融グローバリズム;株主資本主義は、いかにして生まれたのか;アメリカの金融覇権はどのようにして形成されたのか)
第2章 金融グローバリズムと格差社会の形成(レーガン・G.H.W.ブッシュ政権の経済政策―賃金抑制と富裕層優遇の減税政策;クリントン政権と「ニュー・エコノミー」―株式市場の高揚と賃金停滞;G・W・ブッシュ政権の経済政策―緩慢な景気回復と貧困層の拡大)
第3章 世界金融危機はなぜ起こるのか(新自由主義時代の信用創造;新自由主義時代の世界金融危機)
第4章 金融グローバリズムを乗り越える戦略はあるのか(金融封じ込め政策を考える;新自由主義との決別)
まとめにかえて―最低賃金の大幅上昇と分配の公平性を求めて
著者等紹介
萩原伸次郎[ハギワラシンジロウ]
1947年、京都市生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学。横浜国立大学経済学部教授、同学部長、米国マサチューセッツ大学経済学部客員研究員などを経て、横浜国立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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