内容説明
最初の立候補の時から九条護憲を訴えた。自衛隊を海外に出す法律には処分覚悟で反対してきた。自分の母も含め無数の戦争未亡人をつくったこの歴史を二度と繰り返さないためだ。自民党を愛し、安倍首相を尊敬するが、それでも九条の改正だけは許さない―。
目次
1 震災復興への思いと絆の大切さ
2 政治の最も大事な点は国家と国民に責任を持つこと
3 政治の要諦は平和―母親から学んだこと
4 戦争遺族の支援受け平和な国づくりが志に
5 戦争の反省と平和の決意を込めた憲法九条
6 自民党内の改憲論議の問題点
7 政治の貧困が大きな犠牲を生んだ―戦争の最後の一年
8 靖国神社のA級戦犯は分祀を
9 憲法九条を大事に思う人は協力し合って
著者等紹介
古賀誠[コガマコト]
1940年8月5日、福岡県山門郡瀬高町(現みやま市)に生まれる。1965年、日本大学商学部を卒業。1980年、第36回衆議院議員選挙で初当選、以後10回連続当選。1992年~93年、自由民主党総務局長就任。1996年~97年、第2次橋本内閣で運輸大臣就任、初入閣。1998年~2000年、自由民主党国会対策委員長。2000年~01年、自由民主党幹事長。2002年~12年、日本遺族会会長。2006年、宏池会会長就任(現在は名誉会長)、2007年~09年、自由民主党選対委員長、2012年政界を引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よこしま
16
古賀さんという議員、ダーティーなイメージが強かったですが、戦前の生まれなので憲法九条には強いこだわりをお持ちなのですね。戦争で父を亡くし、母一人が行商をしながら育ってきた貧困さも体験されています。A級戦犯への合祀問題、集団的自衛権の反対、中国韓国に対するお詫びとも捉える九条の在り方。少しでも風穴を開けたら全てが台無しになると、90年代のPKO法やイラク派遣などにも釘を刺していました。薄くて字が大きいので、本が苦手という人や中高生にも読んでほしい本です。2019/12/13
KAZAKI
0
支持政党ではないが,政治家としては本物。2021/01/08