内容説明
ラグビーに没頭してきた高校生の鉄朗はあるきっかけから軍馬を通して昭和史をみつめる市民講座に出会いみずみずしい身体感覚で瞠目すべき知の旅に出る。どう転がるかわからない人生と歴史の偶然を対話を通じて掴もうとする市井の人びと。友人、親、自らと格闘する高校生たち。近現代史とどう向きあうかを探る実験的小説!
著者等紹介
中野慶[ナカノケイ]
1957年東京都生まれ。高校時代は3年間ラグビー部。早稲田大学第一文学部で日本現代史を専攻。出版社に29年間勤務して、2014年の早期退職後は執筆に専念。被爆者との出会いを通じて構想した児童書・ジュニア向け読みものに『やんばる君』(童心社、現在は品切れ)と『新井貴浩物語』(切り絵・吉田路子、南々社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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