内容説明
目標は朝鮮半島の中立化?!日本から北朝鮮経由でシベリアに至るエネルギー共同体?!時代後れの核抑止に替わる安全保障?!忖度しない官僚は、こんなに大胆で柔軟な提言ができる。
目次
1 シナリオから探る日本の外交・安全保障(朝鮮半島をめぐる展開のシナリオ;Moment of Truth(正念場)時代の日本の国防 ほか)
2 「朝鮮半島の中立化」を進めるべきだ(朝鮮半島をめぐる南北両陣営の対立;南北双方に生まれた新陣営 ほか)
3 中国の視点で読み解く北朝鮮問題(北朝鮮問題における中国の立場と考え方;大国同士を天秤にかける北朝鮮のDNA ほか)
4 エネルギー協力から北東アジア共同体へ(6・12米朝首脳会談と北東アジア地域の課題;日・中・韓FTAからRCEPへ ほか)
5 安全保障は核抑止から利益による解決へ(使えない兵器による抑止という論理がなりたつのか;核がなければどのように戦争を防ぐのか ほか)
著者等紹介
河東哲夫[カワトウアキオ]
元駐ウズベキスタン大使・ロシア公使。1970年、東京大学教養学部を卒業し、外務省に入省。ボストン総領事、タジキスタン大使などを歴任
美根慶樹[ミネヨシキ]
元日朝国交正常化交渉日本政府代表。1968年、東京大学法学部を卒業し、外務省に入省。ユーゴスラビア大使、軍縮代表部特命全権大使などを歴任
津上俊哉[ツガミトシヤ]
元経済産業省北東アジア課長。1980年、東京大学法学部を卒業し、通産省に入省。在中国大使館経済部参事官、経済産業研究所上席研究員などを歴任
塩谷隆英[シオヤタカフサ]
元経済企画事務次官。1966年、東京大学法学部を卒業し、経済企画庁に入庁。調整局長などを歴任。退官後、総合研究開発機構(NIRA)理事長など
柳澤協二[ヤナギサワキョウジ]
元内閣官房副長官補・防衛庁運用局長。1970年、東京大学法学部を卒業し、防衛庁に入庁。審議官、人事教育局長、官房長、防衛研究所所長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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